リリース ノート

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内容の開始点

BEA Workshop for WebLogic Platform バージョン 9.2.3 リリース ノート

このドキュメントの内容は以下のとおりです。

 


免責事項

この節では、Workshop for WebLogic 9.2 Maintenance Pack 3 (9.2 MP3) の GA 版リリースの前に、Workshop for WebLogic 9.2 MP3 で解決される予定の問題について説明します。解決済みの問題の最新情報については、9.2 MP3 の GA 版のリリース時に公開されるリリース ノートを参照してください。

注意 : Workshop for WebLogic 9.2 MP3 固有の情報は、変更されることがあります。現在、9.2 MP3 CR のパッチは、Workshop for WebLogic の最新バージョンにも統合されていませんし、ダウロードすることもできません。

 


BEA Workshop for WebLogic Platform の新機能

Workshop for WebLogic は、8.1 リリースの革新的な機能を引き継いだ、WebLogic Platform アプリケーションを開発するための強力なツールです。

ここでは、Workshop for WebLogic の主要な新機能について説明します。

Eclipse 3.1 ベース

Workshop for WebLogic は、広く使用されている Eclipse Platform をベースに構築されています。以前のリリースで採用されていた独自の IDE フレームワークに代わって、バージョン 9.2.3 では Web Tools Platform 1.0 が採用されています。

Apache Beehive

バージョン 9.2.3 では、Web アプリケーション用のオープン ソース フレームワークである Apache Beehive がサポートされています。Apache Beehive に関してサポートされている機能は以下のとおりです。

JSF (Java Server Faces)

バージョン 9.2.3 には、以下に示すように、Java Server Faces 技術の高度なサポートが含まれています。

標準ベースの Java Web サービス

バージョン 8.1 で導入された革新的な Web サービス サポートは、JSR-181 に基づいて構築される形でバージョン 9.2.3 にも引き継がれています。Web サービスのサポートには以下が含まれます。

Java 5 アノテーション

バージョン 8.1 と同様に、バージョン 9.2.3 でもアノテーションを使用して複雑なコンポーネントの開発を簡略化できます。バージョン 8.1 アノテーションの機能はほとんど引き継がれていますが、バージョン 9.2.3 では、Java 5 で新たに策定された JSR-175 標準に基づくアノテーションが採用されています。Workshop for WebLogic では、アノテーションを直観的に編集できるプロパティ エディタなど、アノテーションを簡単に使用するためのツールが引き続きサポートされています。

アップグレード ツール

バージョン 9.2.3 では、バージョン 8.1 で開発したアプリケーションを簡単にアップグレードできます。アップグレードのサポートには以下が含まれます。

ブレンド型アプリケーションのサポート

Workshop for WebLogic では、オープン ソース技術と BEA の革新的な技術の長所を組み合わせた、ブレンド型アプリケーション アーキテクチャがサポートされています。ブレンド型アプリケーションには以下の特長があります。

 


Workshop for WebLogic バージョン 9.2.3 の使用に関する考慮事項

Workshop for WebLogic は、プロダクション デプロイメントよりも反復的な開発作業に主眼を置いて設計されています。そのため、スタンドアロン (開発) サーバ環境では正しく動作しても、クラスタにデプロイされた環境では意図したように動作しない機能が多数あります。

重要 — このリリースの Workshop for WebLogic でアプリケーションを開発およびテストする際には、スタンドアロン環境を使用してください。

 


サポート対象プラットフォーム情報の参照先

サポート対象のプラットフォームに関するハードウェアおよびソフトウェア要件の詳細については、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

 


ドキュメントの更新

最新のドキュメントは、オンラインの Workshop for WebLogic e-docs サイトで入手できます。

 


Workshop for WebLogic バージョン 9.2.3 に関する確認済みの制限事項

表 1 に、Workshop for WebLogic に関する確認済みの制限事項を示します。

表 1 BEA Workshop for WebLogic Platform バージョン 9.2.3 に関する確認済みの制限事項
問題 ID
説明
CR242934
アップグレードが正常に完了しなかった場合に、ファイルが元の状態に戻されない
アップグレードが正常に完了しなかった場合、ファイルが元に戻されず、アップグレードが不完全な状態のままになる。たとえば、ファイル拡張子は .java に変更されたのに、アノテーションは Workshop for WebLogic 9.2.1 形式に変換されていないといった状態が発生する。ただし、元のソース ファイルは変更されない。
プラットフォーム : すべて
回避策 : バージョン 8.1 のファイルをワークスペースにドラッグ アンド ドロップしてから、該当するファイルに対するアップグレードを実行し直すか、プロジェクト全体をインポートし直す。
CR249614
Web サービスのパラメータ名が変更されている場合、アップグレード後に @WebParam アノテーションが必要となる
WSDL 開始 (start-from-WSDL) モードの Web サービスで、パラメータ名 (Java シグネチャ内) と WSDL 名が一致していない場合、アップグレード後に @WebParam アノテーションを手作業で追加する必要がある。パラメータ名の変更は、使用されている WSDL 名が Java の識別子として有効でない場合に行われることが最も多い。
プラットフォーム : すべて
回避策 : 該当する Web サービス オペレーションの各パラメータに、対応する WSDL 名を指定した @WebParam アノテーションを追加する。
CR251850
クイック フィックス機能を使用して serialVersionUID を生成すると Eclipse がハングする
serialVersionUID の欠落を示す警告に対処するためにクイック フィックス機能 ([Ctrl]+[1] を押すと有効になる) を使用すると、Eclipse がハングすることがある。これは Eclipse 3.1 に関する確認済みの制限事項であり、Workshop for WebLogic の今後のバージョンで修正される。
プラットフォーム : すべて
回避策 : 手作業で serialVersionUID をクラスに追加するか、警告を無視する。
CR260226
タイトル : [Beehive] タグのアップグレード後、tagid 属性は Pageflow ポートレット間でユニークではない
説明 : [netui] タグ上の tagid 属性は、[scriptContainer] タグを追加しない限り、[Beehive タグ] に移動した後、pageflow ポートレット間でユニークではない。[scriptContainer] タグを追加すると、ユニークな tagId が強制的に生成される。
プラットフォーム : すべて
回避策 :以下に示すように、[scriptContainer] タグを使用して、ユニークな値で書き換えた ID 属性を取得することができる。
<%@ taglib uri="http://beehive.apache.org/netui/tags-html-1.0" prefix="netui" %>
<netui:scriptContainer>
<netui:anchor action="myAction" tagId="myId">some text</netui:anchor>
</netui:scriptContainer>
CR264808
[新規サーバー] ウィザードで、8.1 ドメインが正常にアップグレードされた場合でもエラーが表示される
ユーザが [新規サーバー] ウィザードでバージョン 8.1 ドメインを選択すると、Domain Upgrader を起動するためのハイパーリンクが表示される。ドメインのアップグレードが正常に完了しても、状況によってはウィザードのステートが更新されないことがある。その場合、ウィザード上部の古いエラー メッセージとアップグレード用のハイパーリンクが表示されたままになり、[次へ] ボタンが有効にならない。
プラットフォーム : すべて
回避策 : [ドメイン ホーム] コンボ ボックス内のテキストを選択し直すことで問題を回避できる。
CR265853
インタフェース内にブレークポイントを設定すると Eclipse がハングする
Eclipse デバッガではインタフェース宣言の中にもブレークポイントを設定できるが、そのようなブレークポイントが発動すると Eclipse がハングすることがある。これは、Workshop for WebLogic バージョン 9.2.1 のベースとなっている Eclipse 3.1 に関する確認済みの制限事項である。
プラットフォーム : すべて
回避策 : ブレークポイントは必ず実際のメソッド実装に対して設定し、インタフェース ファイル内にあるメソッド宣言に対しては設定しないようにする。
CR267837
Workshop for WebLogic のインストール場所が <BEA-HOME> のデフォルト ディレクトリと異なる場合、Workshop for WebLogic ライブラリの Javadoc 添付ファイルが破損することがある
Workshop for WebLogic 9.2.1 のインストール時には必要に応じてインストール先ディレクトリを指定できるが、デフォルト (「workshop92」) 以外の場所を指定した場合、Workshop for WebLogic コード (サービス コントロールやタイマー コントロールなど) の Javadoc を IDE から発見できず、そのため、たとえば〔Shift〕+〔F2〕を押してクラスのドキュメントを表示する操作などが機能しないことがある。
プラットフォーム : すべて
回避策 : 該当するライブラリに含まれる JAR に対して、Javadoc 添付ファイルを手作業で追加する。たとえば、Workshop 基本コントロールの JAR に Javadoc 添付ファイルを追加するには、[ウィンドウ|設定|WebLogic|J2EE ライブラリ] を選択する。[weblogic-controls-1.0] を選択して [編集] をクリックする。[クラスパス コントリビューション :] ツリーに属する各 JAR を展開し、[Javadoc location] ノードを右クリックして [編集] を選択する。次に、[Javadoc ロケーション・パス] に <BEA-HOME>/<your-workshop-dir>/workshop4WP/docs/api を設定する (<your-workshop-dir> は、インストール時に指定した、デフォルトと異なる Workshop ディレクトリ名)。
CR267912
JDK クラスのデバッグ時に「ソースが見つかりません」エラーが発生する
アプリケーションのデバッグ時、場合によって JDK クラスのソースを発見できず、クラスに対して「ソースが見つかりません」というエラーのページが表示されることがある。
プラットフォーム : すべて
回避策 : ソース添付ファイルを手作業で追加する。この作業は、ワークスペースの設定レベルで行うことも、デバッグ セッションの実行中にその場で行うこともできる。
デバッグ セッションがまだ開始されていない場合、[ウィンドウ|設定|Java|インストール済み JRE] の設定ページを表示する。jdk150_04 JRE を選択し、[編集] をクリックする。[JRE を編集] ダイアログ ボックスで、[デフォルト・システム・ライブラリーの使用] を選択解除する。rt.jar のノードを展開し、[ソース添付] ノードを選択する。[編集] ボタンをクリックして [外部ファイル...] を選択し、<BEA-HOME>/jrockit90_150_04/ を参照して src.zip を選択する。
デバッグ セッションがすでに開始されており、JDK クラスに対して「ソースが見つかりません」というエラーを示すエディタ ページが表示された場合は、[ソース・ルックアップ・パスの編集...] ボタンをクリックする。[追加] ボタンをクリックし、[外部アーカイブ] を選択する。ファイル ダイアログ ボックスで、<BEA-HOME>/jrockit90_150_04/ を参照して src.zip を選択する。
CR269490
デバッガ上で、スレッドに「(may be out of sync)」と表示される
サーバ上のアプリケーションをデバッグ中に、コードに対する変更内容を保存すると、1 つまたは複数のスレッドに対してデバッガ ウィンドウ上に「(may be out of sync)」と表示されることがある。これが発生した場合は、コードの変更をサーバに反映するためにアプリケーションをパブリッシュし直す必要がある。これは Eclipse 3.1 に関する確認済みの制限事項である。
プラットフォーム : すべて
回避策 : アプリケーションをサーバにパブリッシュし直す。
CR271247
予期しないサーバ エラーが発生し、IDE の再起動が必要になることがある
制御不能なサーバ エラーまたはサーバの異常終了が発生すると、場合によってパブリッシュのステータスおよびパブリッシュ操作がエラーになることがある。たとえば、サーバ プロセスでメモリ不足エラーが発生すると、Workshop for WebLogic および該当サーバの両方について再起動が必要になる場合がある。
プラットフォーム : すべて
回避策 : Workshop for WebLogic を再起動し、サーバを再起動する。
CR272082 CR273414 CR272245
JSP タグの変数を JSP エディタ上で解決できない
Eclipse の問題が原因で、一部の JSP タグ (<auth:login> や <portlet:actionURL> など)、および JSP タグで宣言された変数が、実際には正常であるにもかかわらずエラーを含んでいると見なされることがある。その場合、実際にエラーがなくても Eclipse でアプリケーションをパブリッシュ (デプロイ) できない。
プラットフォーム : すべて
回避策 : この問題が発生した場合は、パブリッシュを実行する前に JSP 検証を無効にする必要がある。これらのタグで発生するすべてのエラーを修正し終えるまでは、必ず JSP 検証を有効にしておくこと。デプロイを実行する前に、[ウィンドウ|設定] を選択して、ツリーから [検証] を選択し、[JSP 構文バリデータ] チェック ボックスを選択解除する。
CR277475
Linux で、サーバの起動に使用されるコンソールにマルチバイト文字が正しく表示されないことがある
IDE ではサーバの起動に xterm が使用されるため、コンソールにマルチバイト文字が正しく表示されないことがある。
プラットフォーム : 英語版以外の Linux オペレーティング システム
回避策 : IDE の外部で、使用する言語を表示できるよう適切にコンフィグレーションされたコンソールから、コマンドラインでサーバを起動する。IDE でサーバの定義を作成した後は、すでに動作しているサーバに IDE を接続することも可能になる。
CR280928
Workshop for WebLogic バージョン 9.2.1 では Tuxedo コントロールを使用できなくなった
Tuxedo コントロールは、Workshop for WebLogic 9.2 以降では使用できない。
プラットフォーム : すべて
回避策 : 『Tuxedo Control Migration』ホワイトペーパー (PDF 形式) を参照。この PDF では、Tuxedo コントロールから代わりの機能への移行方法を示している。
CR282777
プロジェクトのインポート後に初めて [プロジェクト|クリーン] を実行した際には、.apt_src ディレクトリにあるファイルが完全にはクリーニングされないことがある
build ディレクトリ ( .apt_src など) を含んだプロジェクトをユーザがインポートした後で、最初にクリーニングを実行した際には、そのディレクトリにある一部のファイルが削除されずに残ることがある。この問題は初回にのみ発生する。次回以降のクリーニング操作では、生成されたディレクトリも正しく処理される。
プラットフォーム : すべて
回避策 : インポート後に初めてクリーニングを実行した際、.apt_src ディレクトリ内のファイルを手作業で削除する。削除した後、このディレクトリ内に格納される新しいファイルはクリーニング操作で正しく処理される。
CR283022
ServiceControl 用に生成される Xbean ラッパー クラスは本来、ターゲット JWS に対して可視であってはならないが、可視になってしまう場合がある
発生する状況は限られているが、サービス コントロール用の Xbean 型が生成される際に、WSDL からのラッパー型がサービス コントロール内の型として公開されてしまうことがある (たとえば、1 つのオペレーション シグネチャ内に同じ Document 型が複数回出現する場合など)。生成される型の JAR がターゲット JWS のクラスローダに対して可視になっていると、デプロイ時に型の重複エラーが送出される。
プラットフォーム : すべて
回避策 : ラッパー型を使用するサービス コントロールと、それを呼び出すサービスとを、別のプロジェクトに分離する。SerivceControl クラスがユーティリティ プロジェクトからロードされる場合、そのサービス コントロールとターゲットのサービスはそれぞれ別のアプリケーション内に存在する必要がある。
CR283457
document/literal/bare スタイルのオペレーションについて、パラメータまたは戻り値として XBean がサポートされていない
オペレーションまたはコールバックについて、document/literal/bare バインディングのパラメータまたは戻り値として XBean を使用する機能はサポートされておらず、使用するとデプロイ時にエラーが発生する。
プラットフォーム : すべて
回避策 : パラメータまたは戻り値として XBean を使用するサービスには、document/literal/wrapped スタイルを使用する。
CR283533
Workshop for WebLogic に付属の Beehive API には正式版でない部分がある
Workshop for WebLogic に付属の Apache Beehive は、SVN スナップショット (post v1.0.1) である。一部の API は Apache Beehive の post v1.0.1 段階で新設されたものであり、まだ Apache による正式リリースには含まれていない。
以下の API の仕様は、まだ正式に決定したものではない。
  • Session mutex, HttpSessionMutexListener... NetUI で特定ユーザ全体のロックを実行する方法について、設計上の新たな変更が行われている。オプションの HttpSessionListener (セッション内での変更をシリアライズする際に使用できる、セッション全体に対するミューテックス オブジェクトを作成するインタフェース) が実装されている。
  • NetUI...で Tree および DivPanel の AJAX リクエスト(.xhr)を処理する低レベル機能へのプラグ ポイント。
    Beehive 1.0 リリースで、NetUI の Tree および DivPanel は両方とも AJAX 対応となった。より高度なリクエスト処理およびルーティングを実現できるようにするために、新しいプラグ ポイントがいくつか設けられている。API には以下の変更が加えられている。
    • URLRewriter getAjaxUrl() メソッド。AJAX リクエストの情報を提供するための URL 書き換えに使用できる。
    • AJAX リクエストに対してのサービス提供に関する、Chain of Responsibility (CoR) / コマンド パターン。これは、クライアント向けにマークアップやデータをレンダリングするリクエストの処理に使用できる、新しいコマンド処理インフラストラクチャである。高レベルの観点では、Chain of Responsibility (CoR) パターンに基づいて組み合わせられたコマンド ハンドラ クラス群を実装したことと、そのコマンドを NetUI コンフィグレーションに含めたことにより実現されている。
プラットフォーム : すべて
回避策 : なし
CR283697
XSD/WSDL ファイルが大きいと、XMLBeans ビルダで極端に長い処理時間がかかる
Workshop for WebLogic で、XMLBeans ビルダを使用してサイズの大きいスキーマファイル (1MB まで) を処理すると、ビルドに要する時間が極端に長くなる。これは、XMLBean コンパイラおよび Eclipse Java ビルダの両方のパフォーマンスに起因する問題である。
プラットフォーム : すべて
回避策 : XMLBean コンパイラのパフォーマンス : XMLBean コードのアサーションを無効にすると XMLBean コンパイラのパフォーマンスを向上できる。アサーションを無効にするには、workshop92/workshop4WP/workshop4WP.ini ファイルに「-da:org.apache.xmlbeans...」という行を追加する。Java および XMLBean ファイルの生成に XMLBeans ビルダを使用していない場合は特に、この変更によって劇的な効果が得られる (たとえば、単純な ALSB XQuery マッパー プロジェクトの場合など)。
Java ビルダのパフォーマンス : XMLBeans ビルダと Java ビルダでは増分ビルドが実行されるため、ビルド サイクルが反復されると、スキーマ (および生成される Java) のうち変更された要素だけが処理の対象となり、初回よりはるかに短い時間でビルドが完了する。ただし、プロジェクトがクリーン ビルドし直される際には完全なビルドが実行され、長い時間がかかる。したがって、XMLBean のソースが必要となり XMLBeans ビルダによる増分ビルドのパフォーマンスが問題になってきた場合は、Workshop for WebLogic の外部で、コマンドラインを使用して XMLBeans Jar ファイルを生成しておき、アプリケーションからはその生成した Jar を参照するという方法が考えられる。
CR286141
WebLogic EJB プロジェクト プロパティが、生成された Ant ビルド スクリプトから表示されていない
説明 : WebLogic EJB プロジェクト上 [Project|Properties|WebLogic EJB] を使用して設定できる [Jar の設定] プロパティおよび EJBC フラグは、IDE ビルドを実行する時のみ使用する。この設定は、エクスポートされた Workshop Ant ビルド スクリプトを実行する時には表示されない。
プラットフォーム : すべて
回避策 : エクスポートされた Ant スクリプトを使用してプロジェクトを構築する前に、EJB Java ソース ファイルの [weblogic.ejbgen.JarSettings] アノテーションを使用してすべての必要な [Jar の設定] プロパティを指定し、必要な EJBC フラグを「weblogic.ejbc」が実行されるビルド スクリプトで直接追加する。
CR294727
9.2.1 アップグレードのインストール中にインターネット接続が切断された場合は、IDE を再起動する必要がある
9.2.1 アップグレードのインストール中にインターネット接続が切断された場合、JAR ファイルが完全にダウンロードされなかったことを表す以下のようなエラーが表示される可能性がある。
注意 : Unable to complete action for feature "BEA Workshop for WebLogic Platform" due to errors. Unable to retrieve remote reference ... [Unexpected end of file from server] Unable to retrieve remote reference
プラットフォーム : すべて
回避策 : アップグレード処理を繰り返す前に、インターネット接続を確認してから IDE を再起動する。
CR295097
order.xsd から XML タイプを生成できない
.xsd ファイルが通常の相対パス (ファイル プロトコル) を介して別の .xsd ファイルを参照している場合、.xsd ファイルに対して XML タイプを生成するとエラーが発生する
プラットフォーム : すべて
回避策 : なし

注意 : この問題は WebLogic Platform 10.0 で解決されている。

CR301661
JMS プロトコルの場合、ServiceControl でのバッファ付きメソッドが失敗する場合がある
ServiceControl でのバッファ付きオペレーションは無効にする必要がある。ただし、基底の WSDL のメッセージ交換パターン (MEP) は、要求/応答 (空の応答付き) または一方向 (応答なしの要求) のいずれかに設定できる。
JMS に対して要求/応答の MEP にした場合、@MessageBuffer の存在によって、要求がデッドロックし、最終的にタイムアウトする。一般的に、次のような警告メッセージが生成される。
Potential blocking operation {http://someNamespace}someOperation: a synchronous request/response invocation within a transaction using the JMS transport can cause deadlocks. Please refer to WebLogic documentation for details.
生成されるエラー メッセージには、次のような文が含まれる。
javax.xml.rpc.soap.SOAPFaultException: Failed to receive message java.io.IOException: Request timed out
注意 : これは、要求用の転送プロトコルが JMS である場合にのみ発生する。
プラットフォーム : すべて
回避策 : ターゲット JWS のデザインに影響を及ぼすことができる場合、JWS オペレーションに @Oneway アノテーションを付けると、基底の MEP が一方向になり、この状況が回避される。ターゲット JWS のデザインに影響を及ぼすことができない場合の回避策としては、TransactionAttribute アノテーションを ServiceControl オペレーションに追加する。
@MessageBuffer
@TransactionAttribute(TransactionAttributeType.NOT_SUPPORTED)
public void voidMethod();
@TransactionAttribute が存在しても、呼び出し側アプリケーション内で行われるアクションのトランザクション動作は変わらない。
CR329596
Web サービスまたは Web サービスにアクセスするコントロールのパブリッシュに失敗する
Platform アップグレード インストーラを使用して WebLogic Platform 9.2.0 から 9.2.1 以降へアップグレードすると、Web サービスまたは Web サービスにアクセスするコントロールのパブリッシュに失敗する。
プラットフォーム: ウィンドウ
回避策: アップグレード後、-clean オプションを使用して Workshop を起動する。 -clean オプションを使用しないと、以下のようなエラーが返される可能性がある。
java.lang.LinkageError: Class com/bea/wlw/util/virtualfs/VirtualFileSystem violates loader constraints.

 


Workshop for WebLogic バージョン 9.2.3 に関する解決済みの問題

表 2 Workshop for WebLogic バージョン 9.2.3 に関する解決済みの問題
問題 ID
説明
CR286848
JDBC コントロールを呼び出したカスタム コントロールを呼び出す Web サービスなど、ネストされたコントロールを含むトランザクション対応 Web サービスは伝播されなかった。
この問題は解決されている。
CR307168
WSDL フォルダにある XSD および WSDL ファイルの JAX-RPC オプションを使用して XMLBean を生成できなかった。
この問題は解決されている。
CR325551
反復的な開発で XMLBeans を再生成すると NoClassDefFoundError が返されていた。
この問題は解決されている。
CR328084
共有ライブラリとしてデプロイされたサービス コントロールにアクセスすると、java.net.MalformedURLException: unknown protocol: jarnocache が返されていた。
この問題は解決されている。
CR340998
PageFlowViewHandler.renderView メソッドが処理するのは HttpServletRequest のみだった。ポータルの JSR 168 JSF ブリッジでの RenderRequest など、他のタイプの要求オブジェクトでは、ClassCastException が返されていた。
この問題は解決されている。PageFlowViewHandler.renderView メソッドは、すべての要求タイプを処理できるようになった。
CR321676
Web サービスで一般型を使用して Web サービス プロジェクトを作成しようとすると、java.lang.AssertionError エラーが返され、応答が停止していた。
この問題は解決されている。
CR325594
IDE からのプロジェクトの再パブリッシュが、不要なメソッドの呼び出しによって遅延していた。
この問題は解決されている。
CR334539
サイズの大きいアプリケーションのパブリッシュに長い時間がかかっていた。
この問題は解決されている。JAR ファイルをクラスローダにキャッシュすることで処理時間が向上した。
CR338098
Workshop のビルド時、Beehive JDBC コントロールを拡張した Java ソースが .apt_src ディレクトリに作成されなかった。
この問題は解決されている。
CR303875
Workshop パラメータとして java.util.List 型が使用された場合、JWS から適切な WSDL または JAX-RPC 型のタイプ JAR ファイルが生成されなかった。
この問題は解決されている。

 


Workshop for WebLogic バージョン 9.2.2 に関する解決済みの問題

表 3 Workshop for WebLogic バージョン 9.2.2 に関する解決済みの問題
問題 ID
説明
CR303749
WebLogic Workshop アプリケーション 8.1.x から 9.2.x へのアップグレードは、 IllegalStateException を実行するために使用される。
この問題は解決されている。
CR307334
アップグレード ツールによって $BEA_HOME/weblogic92/workshop 下の WebLogic Server パッチ ディレクトリの weblogic_patches/classes が期待どおりに作成されなかった。
この問題は解決されている。
CR308223
サイズの大きいアプリケーションのパブリッシュに長い時間がかかっていた。
この問題は解決されている。
JAR ファイルをクラスローダにキャッシュすることで処理時間が向上した。
CR308760
".." セグメントを持つ相対パスを使用してスキーマをインポートすると、web サービスをデプロイできなかった。
この問題は解決されている。
CR309401
バインデング タイプとして Apache XML Bean を使用して web サービスをデプロイする場合、ModuleException が発生していた。この例外は、XML Bean オブジェクトが XML Bean アーティファクトとして識別されなかったため発生していた。
この問題は解決されている。
CR309521
<netui:errors/> タグが 9.2 のページ フロー フレームワークと互換性がなかったため JspException が発生していた。
この問題は解決されている。
CR309935
Eclipse で EventSets と内部クラスの処理に失敗されていた。
この問題は解決されている。
CR310000
SOAPFault RemoteException 内に折り返すと、ServiceControlexception.hasSoapFault() true でなく、 false を返していた。
この問題は解決されている。
CR311240
Workshop for WebLogic Platform アプリケーションを 9.2 から 9.2 MP1 へアップグレードした後、サーバ実行時間が最新バージョンでなく以前のバージョンを示していた。
この問題は解決されている。
CR311377
Struts コンフィグレーション ファイル内に存在しないアクションに対してリクエストが処理されると、WeblogicPageFlowEventReporterNullPointerException を発生していた。
この問題は解決されている。
CR313766
第 1 レベルのパッケージでコールバックのある web サービスが見つかった場合は第 2 レベルのパッケージに対して web サービス クライアント アーティクラフトが生成されなかったため、SamplesApp SecureNewsService を呼び出した際、InvokeException が発生していた。
この問題は解決されている。
CR317631
統合 EJB のリストを取得するために [サーバ EJB の参照] をクリックすると、WLW 9.2 IDE がクラッシュしていた。
この問題は解決されている。

 


Workshop for WebLogic バージョン 9.2.1 に関する解決済みの問題

表 4 Workshop for WebLogic バージョン 9.2.1 に関する解決済みの問題
問題 ID
説明
CR279626
WebLogic 9.2 WSDL を使用して、JWS に @usewlw81types を前置したサービス コントロールのコンパイル時に、コンパイルが失敗していた
この問題は解決されている。WebLogic 9.2 WSDL が使用されている場合、サービス コントロールを再生成するメッセージが表示される。
CR287018
別の JSP を含む JSP に対する直接要求に関して、NetUI フレームワークでデッドロックが発生していた
この問題は解決されている。
CR288871
プロジェクトの作成および再デプロイ時に、一部のファイル (特に .jar ファイル) がクラスローダによってキャッシュされる。これは、JAR ファイルが削除される場合に問題となる (JAR ファイルがキャッシュされ、必要に応じてクリーンアップされないため)。
この問題は解決されている。クリーンアップおよび再デプロイは正常に機能するようになった。
CR290847
EJB コントロール アセンブラが、EJB 参照をセッション EJB にのみ追加していた。したがって、エンティティ EJB 内から @ejbLink アノテーション付きの EJB コントロールを使用できなかった。
この問題は解決されている。EJB コントロール アセンブラは、@ejbLink アノテーション付きの EJB コントロールについて、セッション EJB のみならずエンティティ EJB にも EJB 参照を追加できるようになった。
CR290852
アップグレードされた WebLogic Platform 8.1 サービス コントロールでは、(サーバサイドの) バッファ付きメソッドからアップグレードされた WebLogic Platform 8.1 Web サービス上で会話を開始できなかった
この問題は解決されている。アップグレードされた WebLogic Platform 8.1 サービス コントロールで、(サーバサイドの) バッファ付きメソッドからアップグレードされた WebLogic Platform 8.1 Web サービス上で会話を開始できるようになった。
CR293965
結合機能に関する問題によって、タイムアウトが正常に動作しなかった
この問題は解決されている。結合機能は正常に動作するようになった。
CR293966
SoapFault.getDetailContents() メソッドが null を返していた。
この問題は解決されている。SoapFault.getDetailContents() メソッドは、詳細値が存在しない場合、null を返すのではなく、サイズ 0 の配列を返すようになった。
CR294591
EJB タイマー コントロール JNDI 名に、アプリケーション名のプレフィックスが付けられていなかった。このため、EJB タイマー コントロールを使用しているアプリケーションのバージョン付きのデプロイメントがサポートされていなかった。
この問題は解決されている。EJB タイマー コントロール JNDI 名にアプリケーション名のプレフィックスが付けられ、バージョン付きのデプロイメントがサポートされるようになった。
CR295111
MessageBuffer メッセージ駆動型 Bean (MDB) のデプロイメントが、MDB を含むアプリケーション スコープの JMS モジュールに指定されている submoduletargets が存在しないため、失敗していた
この問題は解決されている。JMS サーバのサブデプロイメント (sub-deployment) 機能が、BEA Workshop for WebLogic Platform ドメイン テンプレートの weblogic-controls ライブラリ モジュールに追加され、MDB のデプロイメントが可能になった。
CR295898
ServiceControlException.getMessage() メソッドが、誤った XML を期待どおりに返さなかった
この問題は解決されている。誤った XML は期待どおりに返されるようになった。
CR297583
タイムアウト値に 0 を設定したか、何も設定しなかった場合に、TimerControl タイマーがすぐにアクティブ化されなかった
この問題は解決されている。TimerControl タイマーは、タイムアウト値に 0 を設定したか、何も設定しなかった場合に、正常にアクティブ化されるようになった。
CR299479
WebLogic Server デプロイメントのデフォルトのタイムアウト値 (5 分)、起動およびシャットダウンのタイムアウト値 (8 分) が、サイズの大きな特定のアプリケーションでは不十分だった
この問題は解決されている。これらのタイムアウト値は、weblogic.deployment.timeout、weblogic.startserver.timeout、weblogic,stopserver.timeout の各グローバル システム プロパティを使用して、ミリ秒単位で指定できるようになった。
これらのプロパティを指定しない場合、デフォルトのタイムアウト値 (デプロイメントは 5 分、起動およびシャットダウンは 8 分) が適用される。


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