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手順 2 : 新しいエンタープライズ アプリケーションを設定する

この手順では、新しいアプリケーション用のフレームワークを作成します。この手順のタスクは次のとおりです。

Workshop for WebLogic では、アプリケーションのファイルやコンポーネントが次のように編成されます。

エンタープライズ アプリケーションの標準的な開発手順は次のとおりです。

  1. アプリケーション用の新しいワークスペースを作成します。
  2. アプリケーションのすべてのプロジェクト (Web アプリケーション、EJB など) にリンクするエンタープライズ アプリケーション プロジェクトを作成します。
  3. アプリケーション内にモジュール用のプロジェクトを作成します。
  4. プロジェクトのコンテンツを作成します。

Workshop for WebLogic では、以下に示すプロジェクト タイプを使用します。

プロジェクト タイプ プロジェクトのコンテンツ

エンタープライズ アプリケーション (EAR) プロジェクト

- デプロイメントやアーカイブのため、エンタープライズ アプリケーションのコンポーネント プロジェクトにリンクするプロジェクト

- EAR プロジェクトに追加したユーティリティや EJB プロジェクトは、EAR 内の他のプロジェクトのビルド パスで使用できる

JAR ファイルおよびデプロイメント記述子
ビルド ファイルおよび自動生成されたファイル
エンタープライズ JavaBean (EJB) プロジェクト

エンティティ Bean
セッション Bean
メッセージ駆動型 Bean
Java ソース ファイル

Web プロジェクト

- Web サービス
- Web アプリケーション

Web サービス ファイル (WSDL、Java)
ページ フロー (Java、JSP)
Web ファイル (HTML、CSS など)
Java ソース ファイル

ユーティリティ プロジェクト

- 共有コントロール
Java ソース ファイル

Eclipse プラットフォームでは上記以外のプロジェクト タイプもサポートされていますが、それらは Workshop for WebLogic では使用できません。

チュートリアル アプリケーション用の新しいワークスペースを作成するには

Workshop for WebLogic を起動すると、ワークスペースの名前を指定するためのダイアログが表示されます。このチュートリアルではサンプル ファイルを作成するため、別のワークスペースを作成することをお勧めします。

新しいワークスペースを作成するには、次の手順に従います。

  1. [ファイル|ワークスペースの切り替え] をクリックします。

  2. [ワークスペース・ランチャー] ダイアログで [参照] をクリックします。
  3. [新しいフォルダ] をクリックして新しいフォルダを作成します。[OK] をクリックします。新しく作成したフォルダをワークスペースとして選択するには [OK] をクリックします。
  4. WebLogic for Workshop が再起動され、新しいワークスペースのコンテンツ (現時点では空) を表示する新しいウィンドウが開きます。[Workshop] パースペクティブになっていることを確認します。他のパースペクティブになっている場合は、[ウィンドウ|パースペクティブを開く|Workshop] をクリックして適切なパースペクティブに切り替えます。

 

エンタープライズ アプリケーション プロジェクトを作成するには

エンタープライズ アプリケーション プロジェクトの特徴は以下のとおりです。

エンタープライズ アプリケーション プロジェクトは、ワークスペース内の他のプロジェクトの兄弟プロジェクトのようなものですが、機能的にはプロジェクト間をリンクさせるだけで、アプリケーションのコンテンツは一切保持しません。単一の Web プロジェクト (Web サービスを含まない Web プロジェクト) はエンタープライズ アプリケーション プロジェクトなしでもデプロイできますが、複雑なアプリケーションを正しくデプロイするにはエンタープライズ アプリケーション プロジェクトが必要です。エンタープライズ アプリケーション プロジェクトは EAR プロジェクトとも呼ばれます。これは、リモート デプロイメント用のエンタープライズ アーカイブ (EAR) ファイルの生成に使用されることがあるためです。

新しいエンタープライズ アプリケーション プロジェクトを作成するには、次の手順に従います。

  1. [ファイル|新規|プロジェクト] をクリックします。
  2. [新規プロジェクト] ダイアログで [J2EE] を展開し、[エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト] を選択して [次へ] をクリックします。

  3. [新規 EAR アプリケーション] ダイアログの [プロジェクト名] ボックスに、「IntroTutorial_EAR」と入力して [終了] をクリックします。

  4. [パッケージ・エクスプローラ] ビューに、現在のワークスペース内のファイルとフォルダの階層が一覧表示され、EAR プロジェクトの最上位ディレクトリが作成されたことが分かります。

[パッケージ・エクスプローラ] ビューの IntroTutorial_EAR のフォルダ アイコン上に、 のように問題マーカー (X 印が描かれた赤のボックス) が表示される場合があります。

問題の説明を表示するには、ワークベンチの最下部にある [問題] ビューをクリックします。

こうしたマーカーは、アプリケーション内にさまざまなファイルを作成したり、必要なコンポーネントを追加したりするたびに、表示されたり表示されなくなったりします。問題を解決したのにマーカーが表示されたままになっている場合は、メニューから [プロジェクト|クリーン] を選択してみてください。

 

関連トピック

アプリケーションとプロジェクト

チュートリアルを移動するには、矢印をクリックしてください。

 

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