P6 Professionalでは、「財務期間カレンダ」ダイアログ・ボックスで組織のグローバル財務期間カレンダを定義できます。カスタマイズされた報告期間を使用すると、実績工数とコストの表示とレポートがより正確になります。ユーザーは、コストをプロジェクトの長さ全体で均等に配分するのではなく、カスタマイズされた財務期間による実績コストの負担状況を表示できます。
組織でスケジュールを常に同じ時間間隔(毎週、毎月、四半期ごとなど)に従って更新している場合は、カレンダをすばやく作成して、そのカレンダに財務期間のバッチを追加できます。スケジュールが不定期に更新される可能性がある場合は、任意の財務期間カレンダに対して単一の財務期間をいつでも作成できます。
財務期間カレンダが存在する場合、ユーザーは、プロジェクトに割り当てられた財務期間カレンダの定義された期間について期間パフォーマンスを保存できます。期間パフォーマンスを保存すると、実績工数とコストが過去期間実績として保存されます。過去期間実績値は、「アクティビティ・テーブル」および「アクティビティ詳細」、「リソース」タブの列にあるすべての財務期間で編集できます。報告期間ごとに配分された過去期間実績はアクティビティ稼働集計表およびリソース稼働集計表で表示でき、過去期間実績データは、プロファイル、時間配布レポートおよび「トラッキング」画面で表示できます。
ヒント:
- P6 Professionalの財務期間タイムスケール間隔でデータが正しく表示されるようにするには、アクティビティおよびリソース・データを財務期間ごとに集計する必要があります。プロジェクト・データを財務期間ごとに集計するには、「管理」、「プリファレンス」を選択してから、「オプション」タブを選択します。「集計期間の選択」セクションで「財務期間ごと」オプションを選択すると、各プロジェクトについて、プロジェクトの次回集計時に財務期間間隔でデータが保存されます。