2.5.3 インスタンス設定の構成
Oracle Application Express開発インスタンスの各種の一般的な設定を制御します。これには、ワークスペースのプロビジョニング動作、記憶域、電子メール、ウォレット情報、レポート出力、「ヘルプ」メニュー、ワークスペース・サイズ・オプションおよびアプリケーションID範囲の構成が含まれます。
- ワークスペース・プロビジョニングの構成の概要
インスタンス管理者は、ワークスペースをプロビジョニング(または作成)するときのオートメーションの程度を決定します。 - 電子メール・プロビジョニングの無効化
ワークスペースのプロビジョニングを無効にし、ユーザーにメッセージを送信するには、「プロビジョニング方法」を「自動」に設定した状態で「電子メール・プロビジョニング」を使用します。 - 記憶域の構成
インスタンス管理者は、ワークスペース・リクエスト時の新規スキーマの要求、表領域の自動拡張、記憶域リクエストの自動承認、または指定日数に達したアップロード済ファイルの削除という記憶域オプションを構成できます。 - 電子メールの構成
Oracle Application Expressでメールを送信できるようにするには、インスタンス管理者がインスタンスレベルで電子メール設定を構成する必要があります。 - ウォレット情報の構成
Oracle Application Expressインスタンスのウォレット情報(認証および署名された資格証明を格納)を構成します。 - レポート出力の構成
エンド・ユーザーはPDFを含む様々な形式でレポートをダウンロードおよび出力できます。 - 「ヘルプ」メニューの構成
Oracle Application Express開発環境の右上隅に表示される「ヘルプ」メニューのターゲットURLを構成します。 - ワークスペース・サイズ・リクエストの構成
新しいワークスペースとスキーマをリクエストするときや既存のワークスペースの領域を追加でリクエストするときに使用可能なサイズ・オプションを構成します。 - アプリケーションID範囲の管理
新しいデータベース・アプリケーションおよびWebシート・アプリケーションのIDの範囲を制御します。
親トピック: インスタンス設定の管理
2.5.3.1 ワークスペース・プロビジョニングの構成の概要
インスタンス管理者は、ワークスペースをプロビジョニングする(または作成する)ときのオートメーションの程度を決定します。
どのようにプロビジョニングを行うかを決定するために、インスタンス管理者は、「インスタンスの設定」ページで次のいずれかのプロビジョニング方法を選択します。
-
手動: インスタンス管理者が新しいワークスペースを作成し、サインイン資格証明についてワークスペース管理者に通知します。
-
リクエスト: ユーザーがワークスペースをリクエストします。管理者がそのリクエストを承認すると、ユーザーは電子メール検証リンクを含む電子メールを受信します。ユーザーが電子メール検証リンクをクリックすると、ワークスペースが作成されます。
-
自動: リクエストは管理者による確認を必要をせず自動的に承認されるという点を除き、「リクエスト」と同じです。
ユーザーに「サインイン」ページ内のリンクの使用によるワークスペースのリクエストを可能にするには、インスタンス管理者は、プロビジョニング方法として「リクエスト」または「自動」を選択する必要があります。「プロビジョニング方法」が「手動」に設定されている場合は、「サインイン」ページにリンクは表示されません。
注意:
インスタンス管理者は、プロビジョニング方法が「リクエスト」または「自動」である場合の必要な電子メール送信をOracle Application Expressで実行するために、インスタンス・レベルの電子メールを構成する必要があります。
2.5.3.2 電子メール割当ての無効化
ワークスペースのプロビジョニングを無効にし、ユーザーにメッセージを送信するには、「プロビジョニング方法」を「自動」に設定した状態で「電子メール・プロビジョニング」を使用します。
電子メール・プロビジョニングの無効化を選択すると、ワークスペース・プロビジョニングが無効になっている理由を説明するメッセージをユーザーに表示できます。
電子メール割当てを無効にするには、次の手順を実行します。
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.3 記憶域の構成
インスタンス管理者は、ワークスペース・リクエスト時の新規スキーマの要求、表領域の自動拡張、記憶域リクエストの自動承認、または指定日数に達したアップロード済ファイルの削除という記憶域オプションを構成できます。
- 新しいスキーマの要求
ワークスペースをリクエストするユーザーが、既存のスキーマを選択することができるか、または新しいスキーマをリクエストする必要があるかを制御します。 - 自動拡張表領域の有効化
自動拡張表領域を有効化します。 - bigfile表領域の有効化
bigfile表領域のサポートを有効化します。 - 暗号化された表領域の有効化
暗号化された表領域のサポートを有効化します。 - 記憶域リクエストの自動承認の有効化
選択したサイズまで記憶域リクエストの承認を自動的に有効にします。 - アップロードしたファイルの削除
Oracle Application Expressがアップロード済ファイルを自動的に削除するまでの日数を指定します。
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.3.1 新しいスキーマの要求
ワークスペースをリクエストするユーザーが、既存のスキーマを選択することができるか、または新しいスキーマをリクエストする必要があるかを制御します。
ワークスペースの作成時に新しいスキーマを要求するには、次のステップを実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします
- 「新規スキーマが必要」から、次のいずれかを選択します。
- はい: ユーザーは新しいワークスペースをリクエストするときに、新しいスキーマをリクエストする必要があります。
- いいえ: ユーザーは新しいワークスペースをリクエストするときに、既存のスキーマを選択できます。
- 「変更の適用」をクリックします。
参照:
「自動拡張表領域の有効化」。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.3.2 自動拡張表領域の有効化
自動拡張表領域の有効化。
「自動拡張表領域」を有効にすると、Oracle Application Expressで割り当てられる表領域は、リクエストされたサイズの1/10のサイズのデータ・ファイルで作成されます。データ・ファイルは、リクエストされたサイズまで自動的に拡張します。たとえば、ユーザーが100MBのワークスペースをリクエストすると、データ・ファイルの初期サイズは10MBとなり、100MBの最大サイズまで自動的に拡張します。
「自動拡張表領域」を有効にするには、次の手順を実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします
- 「自動拡張表領域」を有効にするには、「はい」を選択します。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.3.3 bigfile表領域の有効化
bigfile表領域のサポートを有効化します。
ワークスペースが割り当てられると、Oracle Application Expressは関連するデータベース・ユーザー、表領域およびデータファイルを作成します。「bigfile表領域」が有効な場合、Oracle Application Expressで割り当てられる表領域は、bigfileの表領域として作成されます。bigfile表領域は、単一で非常に大きいデータファイルを持つ表領域です。これに対して、従来のsmallfile表領域には複数のデータファイルを格納できますが、各データファイルは大きくありません。
ヒント:
表領域の容量が制限される場合があるため、大規模なファイル・サイズをサポートしていないプラットフォームでbigfile表領域を使用することはお薦めしません。サポートされているファイルの最大サイズの詳細は、使用しているオペレーティング・システム固有のドキュメントを参照してください。
bigfile表領域を有効化するには、次の手順を実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします
- 「ビッグファイル表領域」で、「はい」を選択します。
- 「変更の適用」をクリックします。
参照:
BIGFILE_TABLESPACES_ENABLED
パラメータの詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』の使用可能なパラメータ値に関する説明を参照してください。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.3.4 暗号化された表領域の有効化
暗号化された表領域のサポートを有効化します。
「暗号化された表領域」が有効な場合、Oracle Application Expressで割り当てられる表領域は、Oracle Databaseの透過的データ暗号化(TDE)機能を使用して、暗号化された表領域として作成されます。TDEを使用すると、データ・ファイルに格納されている機密データを暗号化できます。許可なく復号化されるのを防止するため、TDEにより暗号化キーはデータベース外部のセキュリティ・モジュールに格納されます。
Application Expressでこの機能を利用するには、暗号化ウォレットを作成し、マスター暗号化キー・セットを使用する必要があります。また、暗号化ウォレットは、新しいApplication Expressワークスペースを割り当てる前に開く必要があります。
暗号化された表領域を有効化するには、次の手順を実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします
- 「暗号化された表領域」で、「はい」を選択します。
- 「変更の適用」をクリックします。
参照:
ENCRYPTED_TABLESPACES_ENABLED
パラメータの詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』の使用可能なパラメータ値に関する説明を参照してください。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.3.5 記憶域リクエストの自動承認の有効化
選択したサイズまで記憶域リクエストの承認を自動的に有効にします。
このオプションを使用するには、ワークスペースの「プロビジョニング方法」が「自動」に設定されている必要があります。ワークスペースの「プロビジョニング方法」が「手動」または「リクエスト」に設定されている場合、記憶域リクエストは自動的には承認されません。
記憶域リクエストの承認を自動的に有効にするには、次の手順を実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします
- 「リクエストの自動承認」で、値を選択します。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.3.6 アップロードしたファイルの削除
Oracle Application Expressがアップロード済ファイルを自動的に削除するまでの日数を指定します。
「アップロード済ファイルを次の日数後に削除」を使用して、Oracle Application Expressがアップロード済ファイルを自動的に削除するまでの日数を指定します。この自動削除処理がOracle Application Expressインスタンス内のすべてのワークスペースに適用されることに注意してください。削除されるファイルのタイプには次のものが含まれます。
-
アプリケーションのエクスポート
-
CSSのエクスポート
-
イメージのエクスポート
-
ページのエクスポート
-
プラグイン
-
スクリプトのエクスポート
-
スプレッドシート/テキスト・データのインポート
-
静的ファイルのエクスポート
-
テーマ
-
ユーザー・インタフェースのデフォルト値
-
ワークスペースのエクスポート
-
XMLデータのインポート
エクスポート・ファイルおよびインポート・ファイルを削除するタイミングを構成するには、次の手順を実行します。
ヒント:
削除されたファイルのサマリーを確認するには、「自動ファイル削除ログ」を参照します。開発インスタンス間のアクティビティの監視を参照してください。
親トピック: 記憶域の構成
2.5.3.4 電子メールの構成
Oracle Application Expressでメールを送信できるようにするには、インスタンス管理者がインスタンスレベルで電子メール設定を構成する必要があります。
ヒント:
新しいワークスペース・リクエストが承認されたときにユーザーにログイン資格証明が電子メールで自動的に送信されるように、Oracle Application Expressを構成できます。ワークスペースの作成方法の指定の概要およびワークスペース・プロビジョニング・モードの選択を参照してください。
- ネットワーク・サービスの有効化について
Oracle Database 11g以降のバージョンで、アウトバウンド・メールを送信したり、Webサービスを使用したり、Oracle Application ExpressのPDFレポート出力を使用するには、ネットワーク・サービスを有効にする必要があります。 - 完全開発環境での電子メールの構成
インスタンス管理者は完全開発環境で電子メールを送信できるようにOracle Application Expressを構成する必要があります。 - ランタイム環境での電子メールの構成
インスタンス管理者はランタイム環境で電子メールを送信できるようにOracle Application Expressを構成する必要があります。 - ランタイム環境での電子メール設定の決定
ランタイム環境での電子メール設定を決定します
参照:
メール・キューの管理およびOracle Application Express APIリファレンスの「APEX_MAIL」
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.4.1 ネットワーク・サービスの有効化について
Oracle Database 11g以降のバージョンで、アウトバウンド・メールを送信したり、Webサービスを使用したり、Oracle Application ExpressのPDFレポート出力を使用するには、ネットワーク・サービスを有効にする必要があります。
ネットワーク・サービスを有効化すると、Oracle Application Expressでのアウトバウンド・メールの送信、Oracle Application ExpressでのWebサービスの使用、PDFレポートの出力に対するサポートが有効になります。
Oracle Database 11gリリース2以降では、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。このため、Oracle Database 11gリリース2以降でOracle Application Expressを実行している場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
パッケージを使用して、APEX_190200
データベース・ユーザーにすべてのホストに対する接続権限を付与する必要があります。これらの権限を付与しないと、次の場合に問題が発生します。
-
Oracle Application Expressでアウトバウンド・メールを送信する。
ユーザーは
APEX_MAIL
パッケージからメソッドをコールできますが、アウトバンド・メールの送信時に問題が発生します。 -
Oracle Application ExpressでWebサービスを使用する。
-
PDF/レポートの印刷。
参照:
Oracle Application Expressインストレーション・ガイドの「インストール・シナリオのOracle Database 11g以上のネットワーク・サービスの有効化」
親トピック: 電子メールの構成
2.5.3.4.2 完全開発環境での電子メールの構成
インスタンス管理者は完全開発環境で電子メールを送信できるようにOracle Application Expressを構成する必要があります。
完全開発環境でメールを送信するようにOracle Application Expressを構成するには、次のステップを実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「記憶域」までスクロールします。
- 「電子メール」で、次の編集を行います。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: 電子メールの構成
2.5.3.4.3 ランタイム環境での電子メールの構成
インスタンス管理者はランタイム環境で電子メールを送信できるようにOracle Application Expressを構成する必要があります。
ランタイム環境でメールを送信するようにOracle Application Expressを構成するには、次のステップを実行します。
参照:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_PARAMETERプロシージャに関するセクション
親トピック: 電子メールの構成
2.5.3.4.4 ランタイム環境での電子メール設定の決定
ランタイム環境での電子メール設定の決定
ランタイム環境での電子メール設定を決定するには、次のステップを実行します。
参照:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のGET_PARAMETERファンクションに関するセクション
親トピック: 電子メールの構成
2.5.3.5 ウォレット情報の構成
Oracle Application Expressインスタンスのウォレット情報(認証および署名された資格証明を格納)を構成します。
- SSLとウォレットの作成の概要
ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密キー、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。 - 完全開発環境でのウォレットの構成
「インスタンスの設定」ページで完全開発環境でのウォレット設定を構成します。 - ランタイム環境でのウォレットの構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。 - ランタイム環境でのウォレット設定の決定
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.5.1 SSLとウォレットの作成の概要
ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密キー、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。
Secure Sockets Layer(SSL)は、RSA公開キーによる暗号化と対称キーによる暗号化を使用して、認証、暗号化およびデータの整合性を実現する業界標準プロトコルです。SSLの有効時は、URLにhttps
と表示されます。
次の場合は、ウォレットを作成する必要があります。
-
SSL有効URLを呼び出す(たとえば、Webサービスを起動して)場合。
-
タイプがSSL有効URLのリージョンを作成する場合。
-
「SSL/TLSの使用」属性を「はい」に設定してセキュアSMTPを構成する場合。
-
「認証付きSSL」を使用するように構成されたLDAP認証スキームを持つアプリケーションを使用する場合。
ウォレット作成の概要
ウォレットを作成するには、次のステップを実行します。
-
データベース管理者はOracle Application Expressデータベース・インスタンスでウォレットを作成する必要があります。
-
インスタンス管理者は、インスタンスの設定ページのウォレット属性を構成して、ウォレットへのファイル・システム・パスおよび(必要に応じて)ウォレット・パスワードを指定します。
参照:
-
Oracle Databaseエンタープライズ・ユーザー・セキュリティ管理者ガイドのOracle Wallet Managerの使用に関する項
-
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのSSL対応のWebサービスの使用について
親トピック: ウォレット情報の構成
2.5.3.5.2 完全開発環境でのウォレットの構成
「インスタンスの設定」ページで完全開発環境でのウォレット設定を構成します。
完全開発環境でウォレット設定を指定するには、次のステップを実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「ウォレット」をクリックします。
- 「ウォレット」で、次のことを行います。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: ウォレット情報の構成
2.5.3.5.3 ランタイム環境でのウォレットの構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
ランタイム環境でウォレット設定を指定するには、次のステップを実行します。
参照:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_PARAMETERプロシージャに関するセクション
親トピック: ウォレット情報の構成
2.5.3.5.4 ランタイム環境でのウォレット設定の決定
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのウォレット設定を構成します。
ランタイム環境でのウォレット設定を決定するには、次のステップを実行します。
参照:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のGET_PARAMETERファンクションに関するセクション
親トピック: ウォレット情報の構成
2.5.3.6 レポート出力の構成
エンド・ユーザーはPDFを含む様々な形式でレポートをダウンロードおよび出力できます。
- レポート出力の構成の概要
サイトレベル、インスタンスレベル、ページおよびリージョンレベルでの出力設定を構成して、レポート出力を可能にします。 - 完全開発環境でのレポート出力の構成
「インスタンスの設定」ページで、インスタンスレベルでのレポート出力を構成します。 - ランタイム環境でのレポート出力の構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのレポート出力設定を構成します。 - ランタイム環境でのレポート出力設定の決定
ランタイム環境でのレポート出力設定を決定します。
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.6.1 レポート出力の構成の概要
サイトレベル、インスタンスレベル、ページおよびリージョンレベルでの出力設定を構成して、レポート出力を可能にします。
レポート出力機能を設定するには、次の出力設定を構成する必要があります。
-
サイト・レベル: インスタンス管理者はこのセクションで説明するように、Oracle Application Expressインスタンス全体に対して機能のレベル(標準または拡張)を指定する必要があります。
-
アプリケーション・レベル: ワークスペース管理者および開発者は「レポート問合せ」と「レポート・レイアウト」を定義できます。「レポート問合せ」と「レポート・レイアウト」は「共有コンポーネント」に格納され、特定のページには関連がありません。
-
ページ/リージョン・レベル: 開発者は特定のページの「レポート」リージョンを編集し、レポート出力を有効化できます。エンド・ユーザーが様々な書式でリージョンを出力できるようになります。
参照:
-
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのクラシック・レポートの出力属性の構成
-
Oracle Application Expressインストレーション・ガイドの「Oracle Database 11g以上のネットワーク・サービスの有効化」の、該当するインストール・シナリオ
親トピック: レポート出力の構成
2.5.3.6.2 フル開発環境でのレポート出力の構成
「インスタンスの設定」ページでインスタンスレベルでのレポート出力を構成します。
完全開発環境でレポートの出力を構成するには、次のステップを実行します。
参照:
Oracle BI Publisherのインストールおよび構成の詳細は、「PDF Printing in Application Express」を参照してください。
親トピック: レポート出力の構成
2.5.3.6.3 ランタイム環境でのレポート出力設定の構成
SQL*Plusを起動し、次のSQL文を実行して、ランタイム環境でのレポート出力設定を構成します。
ランタイム環境でレポート出力の設定を構成するには、次のステップを実行します。
参照:
『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_PARAMETERプロシージャに関するセクション
親トピック: レポート出力の構成
2.5.3.6.4 ランタイム環境でのレポート出力設定の決定
ランタイム環境でのレポート出力設定を決定します。
ランタイム環境でのレポート出力設定を決定するには、次のステップを実行します。
参照:
-
使用可能なパラメータについては、「表2-6」を参照してください。
-
『Oracle Application Express APIリファレンス』のGET_PARAMETERファンクションに関するセクション
親トピック: レポート出力の構成
2.5.3.7 「ヘルプ」メニューの構成
Oracle Application Express開発環境の右上隅に表示される「ヘルプ」メニューのターゲットURLを構成します。
「ヘルプ」メニューを構成するには、次の手順を実行します。
参照:
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「Oracle Application Expressのドキュメントの概要」
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.8 ワークスペース・サイズ・リクエストの構成
新しいワークスペースとスキーマをリクエストするときや既存のワークスペースの領域を追加でリクエストするときに使用可能なサイズ・オプションを構成します。
ワークスペース・サイズ・オプションを構成するには、次のステップを実行します。
- Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
- 「インスタンスの管理」をクリックします。
- 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。
- 「新規ワークスペース・リクエスト・サイズ」で、次の内容を指定します。
- サイズ - サイズ・オプションを変更するデフォルト数を編集します。
- 表示 - ワークスペース・サイズの選択リストにすべてのサイズ・オプションを表示するために、「はい」を選択します。
- デフォルト - ワークスペースの「記憶域」フィールドに表示するデフォルト値を選択して、リクエストを変更します。
- 「ワークスペース変更リクエスト・サイズ」で、次の内容を指定します。
- サイズ - サイズ・オプションを変更するデフォルト数を編集します。
- 表示 - ワークスペース・サイズの選択リストにすべてのサイズ・オプションを表示するために、「はい」を選択します。
- デフォルト - ワークスペースの「記憶域」フィールドに表示するデフォルト値を選択して、リクエストを変更します。
- 「変更の適用」をクリックします。
参照:
親トピック: インスタンス設定の構成
2.5.3.9 アプリケーションID範囲の管理
新しいデータベース・アプリケーションおよびWebシート・アプリケーションのIDの範囲を制御します。
大規模な複数インスタンスのインストールでID範囲を分けると、インスタンス間でワークスペースを容易に移動でき、アプリケーションIDを保持できます。ID範囲を有効化するには、少なくとも「最小ID」を指定する必要があります。
アプリケーションID範囲を構成するには、次の手順を実行します。
親トピック: インスタンス設定の構成