1 Oracle Application Expressのインストール要件
- Oracle Databaseの要件
Oracle Application Expressリリース19.2には、Oracle Databaseリリース11.2.0.4以降が必要です(Enterprise EditionおよびExpressエディション(Oracle Database 18c XE)を含む)。 - ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle Application Expressは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。 - ブラウザの要件
Oracle Application Expressでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Internet ExplorerおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。 - Webリスナーの要件
Oracle Application Expressでは、Webリスナーにアクセスする必要があります。 - ディスク領域の要件
Oracle Application Expressのディスク領域の要件はこのセクションに記載されています。 - Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。ランタイムのみをインストールする場合は、Oracle XML DBは不要です。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
1.1 Oracle Databaseの要件
Oracle Application Expressリリース19.2には、Oracle Databaseリリース11.2.0.4以降が必要です(Enterprise EditionおよびExpressエディション(Oracle Database 18c XE)を含む)。
Oracle Databaseバージョン12.1 CDBをアップグレードする場合、My Oracle Supportから、バグ20618595の個別パッチをダウンロードする必要があります。「パッチ」タブで20618595を検索します。
1.2 ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle Application Expressは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。
データベースは通常は自動メモリー管理を使用し、そこではメモリーをサーバー・パラメータMEMORY_TARGET
で制御できます。データベースが自動メモリー管理を使用していない場合、そのかわりに手動のメモリー・パラメータ(たとえば、SGA_TARGET
、PGA_AGGREGATE_TARGET
、SHARED_POOL_SIZE
)を構成する方法を『Oracle Database管理者ガイド』で参照すると、類似した結果を得られます。
ターゲット・データベースのMEMORY_TARGET
を確認するには、次のステップを実行します。
1.3 ブラウザの要件
Oracle Application ExpressにはJavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Internet ExplorerおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースをサポートしています。
注意:
Microsoft Internet Explorer 11は以前のメジャー・リリースで、Microsoftの現在のブラウザはMicrosoft Edgeです。
1.4 Webリスナーの要件
Oracle Application Expressでは、Webリスナーにアクセスする必要があります。
サポートされているWebリスナーは次のとおりです。
-
Oracle REST Data Services (ORDS)
Oracle Application ExpressではOracle REST Data Services (ORDS) 19.1または19.2が必要です。
Oracle REST Data Services (ORDS)はJavaベースのWebサーバーであり、Oracle Application Expressとの使用はお薦めです。ORDSは、ファイル・システム・キャッシングを特長とし、ファイル・アップロード機能の向上をもたらすものであり、Oracle WebLogic ServerおよびApache Tomcatでの動作が保証されています。
-
埋込みPL/SQLゲートウェイ(レガシー)
Oracle XML DBプロトコル・サーバーおよび埋込みPL/SQLゲートウェイは、Oracle Database 11gリリース1 (11.1)以降とともにインストールされます。Webサーバーを使用したデータベース、および動的なアプリケーションの作成に必要なインフラストラクチャを利用できます。
-
Oracle HTTP Serverとmod_plsql (非推奨)
Oracle HTTP Serverは、
mod_plsql
プラグインを使用してOracle Database内のOracle Application Expressエンジンと通信します。
1.5 ディスク領域の要件
Oracle Application Expressのディスク領域の要件はこのセクションに記載されています。
Oracle Application Expressのディスク領域の要件は、次のとおりです。
-
ファイル・システム上のOracle Application Expressソフトウェア・ファイルの空き領域: 310 MB (英語版のみのダウンロード(
apex_19.2_en.zip
)を使用する場合)および705 MB (完全ダウンロード(apex_19.2.zip
)を使用する場合)。 -
Oracle Application Express表領域の空き領域: 220MB
-
SYSTEM
表領域の空き領域: 100MB -
追加インストールした各言語(英語以外)用のOracle Application Express表領域の空き領域: 60MB
1.6 Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。ランタイムのみをインストールする場合は、Oracle XML DBは不要です。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
ヒント:
インストーラは、Oracle XML DBに対して前提条件チェックを実行します。Oracle XML DBがインストールされていない場合は終了します。
ヒント:
Oracle XML DBのインストールでは、ユーザーANONYMOUSが作成されます。ANONYMOUSユーザーをデータベースから削除しなくても、Oracle Application Expressのワークスペースのプロビジョニングは適切に機能します。
ヒント:
既存のデータベースに手動でOracle XML DBを追加する方法の詳細は、Oracle XML DB開発者ガイドのOracle XML DBの管理を参照してください。