4.2 「自動索引付け」ページ
管理者権限を持つユーザーとして専用のExadataインフラストラクチャ・リリース19c以降のデータベース上でOracle Autonomous Transaction Processingにサインインしている場合にのみ使用可能です。
自動索引作成機能では、Oracleデータベース内の索引管理タスクが自動化されます。自動索引付けでは、データベース内に自動的に索引が作成、再構築および削除されるため、データベースのパフォーマンスが向上します。
「自動索引付け」ページは次の部分で構成されています。
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自動索引付け設定: このページを使用して、データベース内の自動索引付けの設定を構成します。
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アクティビティ・レポート: このページを使用して、データベース内の自動索引付け操作のレポートの生成に関連する設定を構成します。
自動索引付け設定
「アクティビティ・レポート」ページで、右上の(設定のオープン)アイコンをクリックして、自動索引付けの設定を構成します。「自動索引付け設定」ページが表示されます。
「自動索引付け設定」ページの構成設定は、次のとおりです。
索引付けモード
索引付けモード構成設定を使用して、データベースでの自動索引作成を有効または無効にできます。ドロップダウン・リストから次のいずれかの値を選択できます。
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実装: 新しい自動索引は可視索引として作成され、既存の不可視自動索引も可視索引に設定されます。このモードでは、SQL文で自動索引が使用できるようになります。
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レポートのみ: 新しい自動索引は不可視索引として作成され、SQL文では使用できなくなります。
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オフ: 自動索引付け機能が無効になります。つまり、新しい自動索引は作成されず、既存の自動索引は無効になります。
保存期間
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自動索引: 未使用の自動索引をデータベース内に保持する日数を入力します。この日数を経過すると、その自動索引は削除されます。デフォルト値は373日です
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手動索引: 未使用の手動で作成した索引をデータベース内に保持する日数を入力します。この日数を経過すると、その自動索引は削除されます。「デフォルト」に設定すると、手動で作成した索引は自動索引付けプロセスでは削除されません。
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レポート: 自動索引付けのログが削除されるまでデータベースに保持される日数を入力します。これらのログに基づいて自動索引付けレポートが生成されるため、自動索引付けレポートはこの指定値を超える期間に対して生成できません。デフォルト値は31日です
スキーマ制限
自動索引に含めるスキーマ、または自動索引から除外するスキーマを指定できます。含めるスキーマを指定するには、「挿入」を選択した後、「スキーマ名」テキスト・ボックスに、ドロップダウン・リストからスキーマを選択して入力します。複数のスキーマを選択できます。スキーマを削除するには、スキーマ名の横にある「X」アイコンをクリックします。
自動索引付けプロセスでは、2つのスキーマ・リスト、包含リストおよび除外リストが管理されます。包含リストには、自動索引を使用できるスキーマが含まれています。除外リストには、自動索引を使用できないスキーマが含まれています。どちらのリストも初期状態では空になっていて、自動索引けが有効化されているデータベースでは、そのデータベース内のすべてのスキーマで自動索引を使用できます。
構成設定を適用するには、「適用」をクリックします。変更を適用せずに「アクティビティ・レポート」ページに戻るには、「取消」をクリックします。
アクティビティ・レポート
「アクティビティ・レポート」ページのレポート構成設定は次のとおりです。
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レポート間隔: レポートの間隔時間を選択します。ドロップダウン・リストから値を選択するか、カスタムの間隔時間を設定できます。
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レポート・タイプ: レポートの形式を選択します。使用可能なオプションは、HTML、TXT、JSON、XMLです。
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セクションの挿入: レポートに含めるセクションを選択します。デフォルトでは、含めるセクションを選択しないと、すべてのセクションが含まれます。レポートのセクションは、SUMMARY、INDEX_DETAILS、VERIFICATION_DETAILSおよびERRORSです。
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レポート・レベル: レポートに含める自動索引付け情報のレベルを選択します。値は、BASIC、TYPICALおよびALLです。
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セクションの除外: レポートから除外するセクションを選択します。
「プレビュー」をクリックすると、選択した設定に基づいたレポートのプレビューが表示されます。
レポートをダウンロードするには、「ダウンロード」をクリックします。レポートは、「レポート・タイプ」フィールドで選択した形式に基づいてダウンロードされます。