115 DBMS_ODCI
DBMS_ODCI
パッケージには、Data Cartridgeの使用に関連する単一ユーザー・ファンクションが含まれています。
この章では、次の項目について説明します。
115.1 DBMS_ODCIサブプログラムの要約
DBMS_ODCI
パッケージには、1つのサブプログラム、ESTIMATE_CPU_UNITS
ファンクションがあります。
表115-1 DBMS_ODCIパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
指定の期間(秒)に対応するCPU命令の概数(単位: 千)を戻します。 |
115.1.1 ESTIMATE_CPU_UNITSファンクション
このファンクションは、指定の期間(秒)に対応するCPU命令の概数(単位: 千)を戻します。この情報を使用すると、拡張可能オプティマイザのユーザー定義ファンクションとCPUコストとを関連付けることができます。
このファンクションは、ユーザー・ファンクションの経過時間を入力として使用し、その経過時間とマシンのプロセッサ速度を乗算してCPU単位を測定したのち、ユーザー・ファンクションに関連付けるCPUの概数を戻します。マルチプロセッサの場合、ESTIMATE_CPU_UNITS
ではプロセッサ1つ当たりの速度で計算されます。
構文
DBMS_ODCI.ESTIMATE_CPU_UNITS( elapsed_time NUMBER) RETURN NUMBER;
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ファンクション実行にかかる秒単位の経過時間。 |
使用上のノート
CPUコストをユーザー定義ファンクションと関連付ける際に、ESTIMATE_CPU_UNITSによって返される千単位
のCPU単位ではなく、完全な数のCPU単位を使用し、ESTIMATE_CPU_UNITS
によって返される数に1,000を掛けます。