異機種間サービスの動的パフォーマンス・ビュー

動的パフォーマンス・ビューを使用すると、Oracleデータベース・サーバーの情報にアクセスできます。

Oracleデータベース・サーバーでは、エージェント、セッションおよびパラメータに関する情報が格納されます。次の動的パフォーマンス・ビューを使用すると、この情報にアクセスできます。

ホストで実行されているエージェントの判別: V$HS_AGENTビュー

V$HS_AGENTでは、指定されたホスト上で現在実行中の異機種間サービス・エージェントのセットを識別します。

表4-5に、最も関連のある列を示します。

表4-5 V$HS_AGENTビューの重要な列

説明

AGENT_ID

エージェントへの接続に使用されるOracle NetセッションID(listener.ora SID)

MACHINE

オペレーティング・システム・マシン名

PROGRAM

エージェントのプログラム名

AGENT_TYPE

エージェントのタイプ

FDS_CLASS_ID

外部データ・ストア・クラスのID

FDS_INST_ID

外部データ・ストアのインスタンス名

関連項目:

ビュー内のすべての列の説明は、Oracle Databaseリファレンスを参照してください。

オープン状態の異機種間サービス・セッションの判別: V$HS_SESSIONビュー

V$HS_SESSIONビューには、エージェントごとのセッションが表示され、使用されるデータベース・リンクが指定されます。

表4-6に、最も関連のある列を示します。

表4-6 V$HS_SESSIONビューの重要な列

説明

HS_SESSION_ID

異機種間サービスの一意のセッションID

AGENT_ID

エージェントへの接続に使用されるOracle NetセッションID(listener.ora SID)

DB_LINK

エージェントへのアクセスに使用されるサーバーのデータベース・リンク名(NULLは、外部プロシージャの使用時など、データベース・リンクが使用されないことを意味します)

DB_LINK_OWNER

DB_LINKのデータベース・リンクの所有者

関連項目:

ビュー内のすべての列の説明は、Oracle Databaseリファレンスを参照してください。

異機種間サービスのパラメータの判別: V$HS_PARAMETERビュー

V$HS_PARAMETERビューには、Oracleデータベース・サーバーに登録済の異機種間サービスのパラメータと値が表示されます。

表4-7に、最も関連のある列を示します。

表4-7 V$HS_PARAMETERビューの重要な列

説明

HS_SESSION_ID

異機種間サービスの一意のセッションID

PARAMETER

異機種間サービス・パラメータ名

VALUE

異機種間サービス・パラメータの値

分散接続の確立に使用されたデータベース・リンク、起動時刻、およびセッションに使用された初期化パラメータのセットに関する情報も表示できます。ランタイム情報は、すべて動的に更新される表から導出されます。

関連項目:

ビュー内のすべての列の説明は、Oracle Databaseリファレンスを参照してください。