12.4 OJDSのAPIおよびクラス
12.4.1 oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsClientContext
このクラスは、javax.naming.directory.DirContext
インタフェースを実装します。データベースとの接続を確立し、OJDSをサポートするために必要なすべてのファンクションを実行します。次のメソッドを除いて、[DirContext]
で説明されているすべてのメソッドがサポートされています。
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getSchema
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getSchemaClassDefintion
-
modifyAttributes
-
search
このクラスは、JAVA JDKベースのクライアントでInitialDirContext
が作成されると自動的に作成されます。クライアント・アプリケーションとOJDSの間の通信およびオブジェクト・トランスポートを提供します。
接続を完了するには、次のJNDIプロパティを特定の値に設定する必要があります。
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java.naming.factory.initial
をoracle.aurora.jndi.ojds.OjdsIntialContextFactory
に設定します。 -
java.naming.security.principal
を接続スキーマ名に設定します。 -
java.naming.security.credentials
をスキーマ・パスワードに設定します。 -
java.naming.provider.url
を有効なOJDS URLに設定します。
これらのプロパティは、次のコード・スニペットに示すように設定できます。
Hashtable env = new Hashtable();
env.put("java.naming.factory.initial", "oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsInitialContextFactory");
env.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL, "HR");
env.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, "<password>");
env.put(Context.PROVIDER_URL,"ojds://thin:localhost:5521:j3");
12.4.2 oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsServerContext
このクラスは、javax.naming.directory.DirContext
インタフェースを実装します。OJDS永続ストアとの通信には、内部データベース接続が使用されます。次のメソッドを除いて、[DirContext]
で説明されているすべてのメソッドがサポートされています。
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getSchema
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getSchemaClassDefintion
-
modifyAttributes
-
search
このクラスは、データベース常駐アプリケーションでInitialDirContext
が作成されると自動的に作成されます。OJDS永続ストアとの通信には、データベース内部のJDBCドライバが使用されます。
アプリケーションはlogin
スキーマとして実行されるため、OjdsServerContext
ではOjdsClientContext
の4つの環境プロパティは無視されます。接続は、kprb [JDBC]内部ドライバを使用して行われます。Javaストアド・プロシージャでサーバー外部のアクセスが必要な場合は、java.naming.provider.url
プロパティの値として、OJDS URLContext
を使用する必要があります。
12.4.3 oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsInitialContextFactory
このクラスは、javax.naming.spi.InitialContextFactory
インタフェースを実装します。JNDIのInitialContext
またはInitialDriContext
クラスは、実行環境に応じてOjdsClientContext
かOjdsServerContext
のいずれかを作成します。
12.4.4 oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsURLContextFactory
このクラスでは、OJDSスタイルのURLがサポートされます。URLに提供されたメソッドに応じて、このメソッドは、DirContext
か、OJDSに格納されているオブジェクトのインスタンスを戻すことができます。
12.4.5 oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsURLContext
このクラスは、oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsClientContext
の拡張です。OJDS URLからの接続情報の抽出と、OJDSへの接続の確立がサポートされています。oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsClientContext
クラスと同じインタフェースがサポートされます。
OjdsURLContext
クラスを使用するには、次のパラメータを設定する必要があります。
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javax.naming.security.principal
を接続スキーマに設定します。 -
javax.naming.security.credentials
を接続スキーマのパスワードに設定します。 -
javax.naming.factory.initial
をoracle.aurora.jndi.ojds.OjdsInitialContextFactory
に設定します。
これらのプロパティは、次のコード・スニペットに示すように設定できます。
Hashtable env = new Hashtable();
env.put("java.naming.factory.initial", "oracle.aurora.jndi.ojds.OjdsInitialContextFactory");
env.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL, "HR");
env.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, "<password>");
DirContext dir =
(new InitialContext(env)).lookup(“ojds://thin:localhost:5521:j3/public./mydir");