25.1 リレーショナル関数の概要
OCIリレーショナル関数コールの概要を説明します。
この章および「他のOracle Database Access C API」では、OCIリレーショナル関数コールと、基本OCIにおける関数について説明します。
関連項目:
リターン・コードおよびエラー処理の詳細は、「OCIでのエラー処理」を参照してください
25.1.4 パラメータ
この関数の各パラメータとそのモードの説明です。
この説明にはパラメータのモードが含まれます。パラメータのモードには、表25-1に示す3つの値があります。
表25-1 パラメータのモード
モード | 説明 |
---|---|
IN |
OCIにデータを渡すパラメータ |
OUT |
このコールでOCIからデータを受け取るパラメータ |
IN/OUT |
このコールでデータを渡し、このコールまたは後続のコールからの戻りでデータを受け取るパラメータ |
25.1.9 OCI関数のコールについて
OCI関数のコールに関する有用な情報を提供します。
OCIのこれまでのバージョンとは異なり、リリース8以上のOCIでは、NULL
文字で終了する文字列の文字列長パラメータに-1を渡すことはできません。文字列長をパラメータとして渡すときは、NULL
終了文字バイトを組み込まないでください。OCIでは、文字列はNULL
で終了するとはみなされません。
OCIパラメータのバッファ長は、バイト単位です。ただし、次の場合は除きます。
-
いくつかのLOBコール内の
amount
パラメータが文字単位である場合。 -
関数パラメータに
UTF-16
エンコーディングのテキストが使用されており、その長さが文字のポイント単位である場合。
25.1.10 LOB関数用のサーバー・ラウンドトリップ
個々のOCI LOB関数に必要なサーバー・ラウンドトリップ回数を示します。
個々のOCI LOB関数に必要なサーバー・ラウンドトリップ回数を示す表は、「OCI関数のサーバー・ラウンドトリップ」を参照してください。