31.3 OCIロケールマッピング関数
OCIロケールマッピング関数をリストし、説明します。
表31-3 は、この項で説明しているOCIロケールマッピング関数を示しています。
OCIロケールマッピング関数は、キャラクタ・セット名、言語名および地域名に対して、Oracle Database、Internet Assigned Numbers Authority (IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間で、名前マッピングを実行します。
表31-3 OCIロケールマッピング関数
関数 | 用途 |
---|---|
Oracle Databaseキャラクタ・セット名、言語名および地域名をInternet Assigned Numbers Authority (IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間でマップします。 |
31.3.1 OCINlsNameMap()
Oracle Databaseキャラクタ・セット名、言語名および地域名をInternet Assigned Numbers Authority (IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間でマップします。
用途
Oracle Databaseキャラクタ・セット名、言語名および地域名をInternet Assigned Numbers Authority (IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間でマップします。
構文
sword OCINlsNameMap ( void *hndl, OraText *buf, size_t buflen, const OraText *srcbuf, uword flag );
パラメータ
- hndl (IN/OUT)
-
OCI環境ハンドルまたはユーザー・セッション・ハンドルです。ハンドルが無効の場合、関数は
OCI_INVALID_HANDLE
を戻します。 - buf (OUT)
-
宛先バッファを指します。関数が
OCI_SUCCESS
を戻す場合、パラメータには要求された名前にNULL
で終了する文字列が含まれています。 - buflen (IN)
-
宛先バッファのサイズです。グローバリゼーション・サポート名の格納を保証するには、
OCI_NLS_MAXBUFSZ
のサイズをお薦めします。宛先バッファのサイズが名前の長さより小さい場合、関数はOCI_ERROR
を戻します。 - srcbuf (IN)
-
NULL
で終了するグローバリゼーション・サポート名へのポインタ。無効な名前の場合、OCI_ERROR
が戻されます。 - flag (IN)
-
名前マッピングの方向を指定します。次のいずれかの値です。
OCI_NLS_CS_IANA_TO_ORA
: キャラクタ・セット名をIANAからOracle DatabaseにマップしますOCI_NLS_CS_ORA_TO_IANA
: キャラクタ・セット名をOracle DatabaseからIANAにマップしますOCI_NLS_LANG_ISO_TO_ORA
: 言語名をISOからOracle DatabaseにマップしますOCI_NLS_LANG_ORA_TO_ISO
: 言語名をOracle DatabaseからISOにマップしますOCI_NLS_LOCALE_A2_ISO_TO_ORA
: ロケール名をA2 ISOからOracle DatabaseにマップしますOCI_NLS_LOCALE_ORA_TO_A2_ISO
: ロケール名をOracle DatabaseからA2 ISOにマップしますOCI_NLS_TERR_ISO_TO_ORA
: 地域名をISOからOracle DatabaseにマップしますOCI_NLS_TERR_ORA_TO_ISO
: 地域名をOracle DatabaseからISOにマップしますOCI_NLS_TERR_ISO3_TO_ORA
: 地域名を3文字のISO略称からOracle DatabaseにマップしますOCI_NLS_TERR_ORA_TO_ISO3
: 地域名をOracle Databaseから3文字のISO略称にマップします
戻り値
OCI_SUCCESS
、OCI_INVALID_HANDLE
またはOCI_ERROR
。