32.2 OCI XML DB関数
OCI XML DB関数をリストし、説明します。
表32-2は、この章で説明しているOCI XML DB関数を示しています。
表32-2 OCI XML DB関数
関数 | 用途 |
---|---|
メタデータ接続コンテキストを作成します。 |
|
メタデータ接続コンテキストの接続プールを作成します。 |
|
転送されるイメージがバイナリのXMLフォーマットであることを指定します。 |
|
データ接続をメタデータ接続に関連付けます。 |
|
XMLコンテキストを解放します。 |
|
データベースからのXMLデータのXMLコンテキストを初期化します。 |
32.2.1 OCIBinXmlCreateReposCtxFromConn()
メタデータ接続コンテキストを作成します。
用途
指定のOCIEnv
/OCISvcCtx
専用OCI接続からメタデータ接続コンテキスト(OCIBinXmlReposCtx
)を作成します。この接続はメタデータ専用であることに注意してください。
構文
sword OCIBinXmlCreateReposCtxFromConn ( OCIEnv *env, OCISvcCtx *svcctx, OCIError *err, OCIBinXmlReposCtx **ctx);
パラメータ
戻り値
エラーの場合は-1、成功の場合は0 (ゼロ)が戻されます。err
パラメータには、エラーの詳細情報が含まれます。
32.2.2 OCIBinXmlCreateReposCtxFromCPool()
指定の接続プールからメタデータ接続コンテキストを作成します。
用途
指定の接続プールからメタデータ接続コンテキスト(OCIBinXmlReposCtx
)を作成します。トークン・リポジトリからの情報が必要になるたびに、接続プール内の接続が使用されます。
構文
sword OCIBinXmlCreateReposCtxFromCPool ( OCIEnv *env, OCICPool *cpool, OCIError *err, OCIBinXmlReposCtx **ctx);
パラメータ
戻り値
エラーの場合は-1、成功の場合は0 (ゼロ)が戻されます。err
パラメータには、エラーの詳細情報が含まれます。
32.2.3 OCIBinXmlSetFormatPref()
XML文書についてクライアントとサーバーの間で転送されるイメージが、バイナリのXMLフォーマットであることを指定します。
用途
将来は、すべての通信にバイナリのXMLフォーマットが使用されます。このフォーマットを設定できるのは、バイナリXML対応アプリケーションのみです。
構文
sword OCIBinXmlSetFormatPref ( xmldomdoc *doc, ub4 formattype);
パラメータ
戻り値
エラーの場合は-1、成功の場合は0 (ゼロ)が戻されます。
32.2.4 OCIBinXmlSetReposCtxForConn()
データ接続をメタデータ接続に関連付けます。
用途
専用接続の場合、データ接続とメタデータ接続の環境ハンドルが同一である必要があることに注意してください。
構文
sword OCIBinXmlSetReposCtxForConn ( OCISvcCtx *dataconn, OCIBinXmlReposCtx *reposctx);
戻り値
エラーの場合は-1、成功の場合は0 (ゼロ)が戻されます。err
パラメータには、エラーの詳細情報が含まれます。
関連トピック
32.2.5 OCIXmlDbFreeXmlCtx()
XMLコンテキストを解放します。
用途
OCIXmlDbInitXmlCtx()
へのコールによる割当てを解放します。
構文
void OCIXmlDbFreeXmlCtx ( xmlct *xctx );
コメント
関連項目:
使用例は、「OCI XML DB関数の使用」を参照してください
戻り値
エラーの場合は-1、成功の場合は0 (ゼロ)が戻されます。
関連トピック
32.2.6 OCIXmlDbInitXmlCtx()
XMLコンテキストを初期化します。
用途
データベースからのXMLデータのXMLコンテキストを初期化します。
構文
xmlctx *OCIXmlDbInitXmlCtx ( OCIEnv *envhp, OCISvcCtx *svchp, OCIError *errhp, ocixmldbparam *params, ub4 num_params );
パラメータ
- envhp (IN)
-
OCI環境ハンドルです。
- svchp (IN)
-
OCIサービス・ハンドルです。
- errhp (IN)
-
OCIエラー・ハンドルです。
- params (IN)
-
オプションで使用可能なこの配列の値は、OCIの継続時間(デフォルト値は
OCI_DURATION_SESSION
)または次のプロトタイプのユーザー登録コールバックであるエラー・ハンドラのいずれかに対するポインタです。void (*err_handler) (sword errcode, (const OraText *) errmsg);
err_handler
の2つのパラメータは次のとおりです。 - errcode (OUT)
-
数値のエラー値です。
- errmsg (OUT)
-
エラー・メッセージ・テキストです。
- num_params (IN)
-
params
から読み取られるパラメータ数です。num_params
の値が配列params
のサイズより大きい場合、予期しない結果が発生します。
コメント
関連項目:
使用例は、「OCI XML DB関数の使用」を参照してください
戻り値
次のいずれかを戻します。
-
エラー・ハンドラとコールバックに適切な値が移入された、
xmlctx
構造へのポインタ。これは、後にすべてのOCIコールに使用されます。 -
データベース接続が使用できない場合、NULL。
関連トピック