14.10 コレクション・メソッドの起動
コレクション・メソッドは、コレクションに関する情報を戻したり、コレクションに対する操作を実行するPL/SQLサブプログラムです。
ここでのトピック
構文
collection_method_call ::=
セマンティクス
collection_method_call
collection
起動するメソッドを持つコレクションの名前。
COUNT
コレクション内の要素の数を戻すファンクション。詳細は、「COUNTコレクション・メソッド」を参照してください。
DELETE
コレクションから要素を削除するプロシージャ。詳細は、「DELETEコレクション・メソッド」を参照してください。
DELETEの制限
collection
がVARRAYの場合、DELETE
を使用して索引を指定することはできません。
index
データ型PLS_INTEGER
またはPLS_INTEGER
に暗黙的に変換可能なデータ型を持つ数式である必要があります(後者の詳細は「s」を参照してください)。
EXISTS
コレクションにindex
番目の要素が存在する場合はTRUE
、それ以外の場合はFALSE
を戻すファンクション。詳細は、「EXISTSコレクション・メソッド」を参照してください。
collection
が連想配列の場合は、EXTEND
は使用できません。
FIRST
コレクション内の最初の索引を戻すファンクション(詳細は、「FIRSTおよびLASTコレクション・メソッド」を参照)。
LAST
コレクション内の最後の索引を戻すファンクション(詳細は、「FIRSTおよびLASTコレクション・メソッド」を参照)。
LIMIT
コレクションに格納できる要素の最大数を戻すファンクション。コレクションに最大サイズがない場合、LIMIT
はNULL
を戻します。例は、「LIMITコレクション・メソッド」を参照してください。
NEXT
後続の要素が存在する場合、そのコレクション要素の索引を戻すファンクション。存在しない場合、NEXT
はNULL
を戻します。詳細は、「PRIORおよびNEXTコレクション・メソッド」を参照してください。
PRIOR
先行する要素が存在する場合、そのコレクション要素の索引を戻すファンクション。存在しない場合、NEXT
はNULL
を戻します。詳細は、「PRIORおよびNEXTコレクション・メソッド」を参照してください。
TRIM
コレクションの末尾から要素を削除するプロシージャ。詳細は、「TRIMコレクション・メソッド」を参照してください。
TRIMの制限
collection
が連想配列の場合は、TRIM
は使用できません。
number
コレクションの末尾から削除する要素の数。デフォルトは1です。
例
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例6-22、ネストした表でのDELETEメソッド
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例6-23、文字列で索引付けされている結合配列でのDELETEメソッド
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例6-24、ネストした表でのTRIMメソッド
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例6-25、ネストした表でのEXTENDメソッド
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例6-26、ネストした表でのEXISTSメソッド
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例6-27、PLS_INTEGERで索引付けされている連想配列のFIRSTとLASTの値
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例6-28、文字列で索引付けされている結合配列のFIRSTとLASTの値
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例6-29、FOR LOOP内のFIRSTおよびLASTによるVARRAYの出力
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例6-30、FOR LOOP内のFIRSTおよびLASTによるネストした表の出力
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例6-31、VARRAYのCOUNTとLASTの値
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例6-32、ネストした表のCOUNTとLASTの値
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例6-33、様々なコレクション型のLIMITとCOUNTの値
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例6-34、PRIORおよびNEXTメソッド
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例6-35、疎であるネストした表の要素の出力