2.12 ALLOW_ROWID_COLUMN_TYPE
ALLOW_ROWID_COLUMN_TYPE
により、表にデータ型ROWID
の列の作成が許可されるかどうかが決まります。
注意:
このパラメータは、専用のExadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに対してのみ有効です。他のタイプのOracleデータベースの場合は、このパラメータの値が無視され、ROWID
の列の作成が常に許可されます。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
|
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数のインスタンスでは必ず同じ値を使用 |
値は次のとおりです。
-
false
データ型
ROWID
の列は許可されません。表の作成時に
ROWID
の列を指定することも、既存の表にROWID
の列を追加することもできません。データベースにROWID
の列が存在するときに、このパラメータの値がtrue
からfalse
に変更された場合、それらの列の存続は許可されます。ただし、このパラメータをデフォルト値のfalse
のままにして、専用のExadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous DatabaseにROWID
の列が導入されないようにすることをお薦めします。 -
true
データ型
ROWID
の列が許可されます。この設定を選択する場合、
ROWID
の列は、ローリング・アップグレード操作および表の行を物理的に移動する他の内部操作と互換性がないことに注意してください。少なくとも、ROWID
の列が関係するデータベース・アクティビティは、アップグレード中に一時停止する必要があります。ROWID
の列を使用するアプリケーションでは、データの正確性を検証して、行が再配置された場合に発生する可能性があるアプリケーションの論理エラーを軽減してください。
注意:
このパラメータは、Oracle Database 19c以降で使用できます。