2.52 CONNECTION_BROKERS
CONNECTION_BROKERS
は、接続ブローカ・タイプ、各タイプの接続ブローカ数およびブローカ当たりの最大接続数の指定に使用されます。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
構文 |
broker_description::=
|
構文 |
type_clause::=
ブローカ・タイプを示す。これは必須パラメータです。 |
構文 |
brokers_clause::=
指定されたタイプのブローカの数を示す。これは必須パラメータです。指定する整数値は0以上である必要がある。0に設定した場合、ブローカは新しい接続を受け入れないが、既存の接続は通常どおり続行される。 |
構文 |
broker_options::=
ブローカ当たりの最大接続数。これはオプションのパラメータです。指定した整数値がプラットフォームで許容されている最大数を超えている場合、プラットフォームで許容されている最大数が使用される。 |
デフォルト値 |
この初期化パラメータのデフォルト値には、 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスで同じ値を設定する必要がある。 |
接続ブローカは、次の場合に使用されます。
-
DEDICATEDブローカは、マルチプロセスおよびマルチスレッドのOracle機能によって使用されます。これらの機能の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
DEDICATED
ブローカは、USE_DEDICATED_BROKER
初期化パラメータがtrue
に設定されている場合にも使用されます。USE_DEDICATED_BROKER
初期化パラメータの詳細は、「USE_DEDICATED_BROKER」を参照してください。 -
EMONブローカは、12c AQキューを介した通知用に登録されたクライアントが存在する場合に使用されます。これは、デフォルトでは有効ではありません。AQキューの詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
-
POOLEDブローカは、データベース常駐接続プーリング(DRCP)プールがアクティブである場合に必ず使用されます。DRCPプーリングの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
デフォルトでは、POOLEDブローカはパラメータ内に指定されていません。この場合、DRCPフィールドが使用されます。
POOLED
ブローカをパラメータ内に指定した場合、その仕様によりDRCPフィールドがオーバーライドされ、その後にDRCPフィールドの設定を試みるとエラーが返されます。このパラメータをDRCPフィールドのかわりに使用することをお薦めします。
リストの変更を容易にするために、個別のエントリにはTYPE
を使用して索引が付けられ、リスト全体を再指定する必要がなくなります。たとえば、DEDICATED
ブローカの数を調節するには、次のように指定します。
alter system set connection_brokers = '((TYPE=DEDICATED)(BROKERS=2))'