5.9 DBA_ADDM_TASKS

DBA_ADDM_TASKSは、データベース内のすべてのADDMタスクに関する情報を示します。

ビューには、ADVISOR_NAME=ADDMおよびSTATUS=COMPLETEDのある、関連するDBA_ADVISOR_TASKSビュー内の1行に対応する各行が含まれています。

関連ビュー

USER_ADDM_TASKSは、現行のユーザーが所有するADDMタスクに関する情報を示します。ビューには、ADVISOR_NAME=ADDMおよびSTATUS=COMPLETEDのある、関連するUSER_ADVISOR_TASKSビュー内の1行に対応する各行が含まれています。このビューは、OWNER列を表示しません。

データ型 NULL 説明

OWNER

VARCHAR2(128)

タスクの所有者

TASK_ID

NUMBER

NOT NULL

タスクの一意の識別子

TASK_NAME

VARCHAR2(128)

タスク名

DESCRIPTION

VARCHAR2(256)

ユーザーが指定したタスクの説明

ADVISOR_NAME

VARCHAR2(128)

タスクに対応付けられたアドバイザ

CREATED

DATE

NOT NULL

タスクの作成日

LAST_MODIFIED

DATE

NOT NULL

前回タスクが変更された日付

PARENT_TASK_ID

NUMBER

親タスクの識別子(別のタスクの推奨項目が理由で、タスクが作成された場合)

PARENT_RXEC_ID

NUMBER

タスクが生成された親タスク内の推奨項目の識別子

LAST_EXECUTION

VARCHAR2(128)

現行または前回のタスク実行の名前

EXECUTION_TYPE

VARCHAR2(128)

前回実行されたタイプ。この情報は、単一実行タスクではオプション。

EXECUTION_TYPE#

NUMBER

予約済

EXECUTION_DESCRIPTION

VARCHAR2(256)

前回の実行に関するオプションの説明

EXECUTION_START

DATE

タスクの実行開始日時

EXECUTION_END

DATE

タスクの実行終了日時

STATUS

VARCHAR2(11)

タスクの現在の動作状態:

  • INITIAL - タスクの初期状態。推奨項目なし。

  • EXECUTING - タスクが現在実行中。

  • INTERRUPTED - ユーザーによるタスク分析の中断。この時点で推奨項目のデータ(存在する場合)の表示およびレポートが可能。

  • COMPLETED - 分析操作が正常に完了。推奨項目のデータの表示およびレポートが可能。

  • ERROR - 分析操作中にエラーが発生。この時点で推奨項目(存在する場合)の表示およびレポートが可能。

STATUS_MESSAGE

VARCHAR2(4000)

アドバイザより提供される状態に関する情報メッセージ

PCT_COMPLETION_TIME

NUMBER

実行中のタスクの完了の割合(時間)

PROGRESS_METRIC

NUMBER

タスクの進捗(品質)を測定するメトリック。各アドバイザに固有のメトリックが指定可能。

METRIC_UNITS

VARCHAR2(64)

進捗の測定で使用するメトリックの単位

ACTIVITY_COUNTER

NUMBER

アドバイザによって頻繁に更新されるカウンタ。有効な作業が実行中であることを示す。

RECOMMENDATION_COUNT

NUMBER

作成された推奨項目の数

ERROR_MESSAGE

VARCHAR2(4000)

現在の操作または状態を示す情報メッセージまたはエラー・メッセージ

SOURCE

VARCHAR2(128)

タスクの作成者を識別する任意の名前

HOW_CREATED

VARCHAR2(30)

オプションのタスクまたはオブジェクトの基になっているテンプレート

READ_ONLY

VARCHAR2(5)

このタスクが読取り専用かどうか(TRUE | FALSE)

SYSTEM_TASK

VARCHAR2(5)

タスクがシステム・タスクかどうか(TRUE | FALSE)。自動SQLチューニング・タスクSYS_AUTO_SQL_TUNING_TASKは、システム・タスクの一例です。

ADVISOR_ID

NUMBER

NOT NULL

アドバイザの一意の識別子

STATUS#

NUMBER

予約済

DBID

NUMBER

タスクが使用していたデータベースID

DBNAME

VARCHAR2(9)

タスクが分析していたデータベースの名前

DBVERSION

VARCHAR2(17)

タスクが分析していたデータベースのバージョン

ANALYSIS_VERSION

VARCHAR2(17)

タスクを実行したデータベースのバージョン

BEGIN_SNAP_ID

NUMBER

分析期間を開始するスナップショットID

BEGIN_TIME

TIMESTAMP(3)

BEGIN_SNAP_IDが取得されたときのSYSDATE

END_SNAP_ID

NUMBER

分析期間を終了するスナップショットID

END_TIME

TIMESTAMP(3)

END_SNAP_IDが取得されたときのSYSDATE

REQUESTED_ANALYSIS

VARCHAR2(8)

タスクの実行前に要求されたADDM分析のタイプ:

DATABASE - グローバルADDM

INSTANCE - ローカルADDM

PARTIAL - コンチネンタルADDM

ACTUAL_ANALYSIS

VARCHAR2(8)

タスクが実行されたときに実際に実行されたADDM分析のタイプ(DATABASEINSTANCEまたはPARTIAL)

DATABASE_TIME

NUMBER

分析期間中に蓄積された総データベース時間(および分析されたインスタンス)(マイクロ秒)

ACTIVE_SESSIONS

NUMBER

分析期間中のアクティブなセッションの平均(および分析されたセッション)

METER_LEVEL

VARCHAR2(6)

将来の使用のために予約済

FDG_COUNT

NUMBER

デフォルトのADDMレポートの検出結果リストに表示されるADDMタスクの検出結果数。

DB_TYPE_DETECTED脚注1

VARCHAR2(10)

ADDMで検出された、タスクで分析していたデータベースのオープン・モードを示します。可能な値は次のとおり。

  • READ-ONLY

  • READ-WRITE

DB_TYPE_ANALYZED脚注1

VARCHAR2(10)

タスクで分析していたデータベースの想定オープン・モードを示します。この列の値がDB_TYPE_DETECTED列の値と異なる場合、ADDMはデータベースの検出されたオープン・モードを無視し、想定オープン・モードのデータベースで発生したかのようにタスクを分析します。可能な値は次のとおり。

  • READ-ONLY

  • READ-WRITE

CDB_TYPE_DETECTED脚注1

VARCHAR2(25)

ADDMで検出された、タスクで分析していたデータベースのタイプを示します。可能な値は次のとおり。

  • NON-CDB - 非CDB

  • CDB ROOT - CDBのルート・コンテナ

  • PDB - CDB内のプラガブル・データベース(PDB)

  • AUTONOMOUS DATA WAREHOUSE - Oracle Autonomous Data Warehouse CloudサービスをホストするPDB

  • AUTONOMOUS OLTP - Oracle Autonomous Transaction ProcessingサービスをホストするPDB

CDB_TYPE_ANALYZED脚注1

VARCHAR2(25)

タスクで分析していたデータベースの想定タイプを示します。この列の値がCDB_TYPE_DETECTED列の値と異なる場合、ADDMはデータベースの検出されたタイプを無視し、データベースの想定タイプで発生したかのようにタスクを分析します。可能な値は次のとおり。

  • NON-CDB - 非CDB

  • CDB ROOT - CDBのルート・コンテナ

  • PDB - CDB内のプラガブル・データベース(PDB)

  • AUTONOMOUS DATA WAREHOUSE - Oracle Autonomous Data Warehouse CloudサービスをホストするPDB

  • AUTONOMOUS OLTP - Oracle Autonomous Transaction ProcessingサービスをホストするPDB

脚注1 この列は、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.1以降で使用可能です。タスクでOracle Database 19cより前のリリースのデータベースを分析し、その後そのデータベースがOracle Database 19cにアップグレードされた場合、この列の値はNULLになります。

関連項目:

USER_ADDM_TASKS