6.285 DBA_REGISTRY_SQLPATCH

DBA_REGISTRY_SQLPATCHは、データベースにインストールされたSQLパッチに関する情報を示します。

SQLパッチにはSQLスクリプトが含まれ、OPatchの完了後に実行する必要があります。DBA_REGISTRY_SQLPATCHは、datapatchユーティリティにより更新されます。各列には、対象のパッチへのインストールの際の操作(適用またはロールバック)に関する情報が含まれます。

データ型 NULL 説明

INSTALL_ID

NUMBER

NOT NULL

このdatapatchセッションの一意の数値識別子。datapatchを呼び出したときにインストールされたすべてのパッチのINSTALL_IDの値はすべて同じ。

PATCH_ID

NUMBER

NOT NULL

パッチに関連付けられたID

PATCH_UID

NUMBER

NOT NULL

パッチに関連付けられたUPI (Universal Patch ID)

PATCH_TYPE

VARCHAR2(10)

NOT NULL

パッチのタイプ。可能な値は次のとおり。

  • INTERIM: 個別パッチ

  • RU: リリース更新

  • RUI: リリース更新増分

  • RUR: リリース更新改訂

  • CU: 累積更新

ACTION

VARCHAR2(15)

NOT NULL

APPLYまたはROLLBACK

STATUS

VARCHAR2(25)

NOT NULL

可能な値は次のとおり。

  • SUCCESS: パッチ・アプリケーションはエラーなしで完了した

  • WITH ERRORS: パッチ・アプリケーションが終了し、エラーが検出された

ACTION_TIME

TIMESTAMP(6)

NOT NULL

インストールが実行された時のタイムスタンプ

DESCRIPTION

VARCHAR2(100)

OPatchメタデータからのこのパッチの説明

LOGFILE

VARCHAR2(500)

NOT NULL

この適用またはロールバック試行のログ・ファイルの場所

RU_LOGFILE

VARCHAR2(500)

RU固有コマンド用のログ・ファイルの場所

FLAGS

VARCHAR2(10)

次の1つ以上を指定します。

  • U: パッチがアップグレード・モードを必要としている

  • B: パッチはJVMパッチである

  • F: パッチが -forceを使用してインストールされた

  • B: パッチはバンドル・パッチである

PATCH_DESCRIPTOR

XMLTYPE

パッチのXML記述子の内容

PATCH_DIRECTORY

BLOB

ORACLE_HOME/sqlpatch配下のpatchディレクトリの内容

SOURCE_VERSION

VARCHAR2(15)

パッチが適用されたバージョンの5桁のバージョン(18.3.2.0.0など)

SOURCE_BUILD_DESCRIPTION

VARCHAR2(80)

パッチが適用されたバージョンのビルドの説明(Release_Update、Release_Update_Revisionなど)

SOURCE_BUILD_TIMESTAMP

TIMESTAMP(6)

パッチが適用されたバージョンのビルドのタイムスタンプ

TARGET_VERSION

VARCHAR2(15)

インストールされるバージョンの5桁のバージョン(18.4.0.0.0など)

TARGET_BUILD_DESCRIPTION

VARCHAR2(80)

インストールされるバージョンのビルドの説明(Release_Update、Release_Update_Revisionなど)

TARGET_BUILD_TIMESTAMP

TIMESTAMP(6)

インストールされるバージョンのビルドのタイムスタンプ

関連項目: