2.77 DB_CACHE_SIZE
DB_CACHE_SIZEには、プライマリ・ブロック・サイズ(DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータで定義済のブロック・サイズ)を持つバッファのDEFAULTバッファ・プールのサイズを指定します。
| 特性 | 説明 |
|---|---|
|
パラメータ・タイプ |
大整数 |
|
構文 |
|
|
デフォルト値 |
|
|
変更可能 |
|
|
PDBで変更可能 |
はい |
|
基本 |
いいえ |
値は、4M×CPU数以上に設定する必要があります(それより低い値に設定すると、自動的にこの値に切り上げられます)。これより大きいユーザー指定値は、近似のグラニュル・サイズに切り上げられます。プライマリ・ブロック・サイズのDEFAULTメモリー・プール用に必要であり、SYSTEM表領域のブロック・サイズでもあるため、0(ゼロ)は無効な値となります。
ノート:
このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBにこのパラメータを設定すると、PDBの保証付きバッファ・キャッシュ・サイズを指定することになります。
各PDBが使用可能なメモリーの量を制御するために、CDBでリソース・マネージャを使用できるようにするには:
-
CDBレベルで(CDBのルートで)
NONCDB_COMPATIBLE初期化パラメータをFALSEに設定する必要があります。 -
MEMORY_TARGET初期化パラメータをCDBレベルで設定しないでください。 -
SGA_TARGET初期化パラメータを設定しないが、DB_CACHE_SIZE初期化パラメータをCDBレベルで設定している場合、次の要件を満たす必要があります。-
PDBに設定された
DB_CACHE_SIZEの値は、CDBレベルのDB_CACHE_SIZE値の50%以下にする必要があります。 -
CDB内のすべてのPDBにおける
DB_CACHE_SIZE値の合計が、CDBレベルでのDB_CACHE_SIZE値の50%以下にする必要があります。
これらの要件を満たさない値にPDB内の
DB_CACHE_SIZEを設定すると、エラーが発生します。PDBのパラメータを設定した後で、これらの要件に違反した場合(たとえば、DB_CACHE_SIZE値がCDBレベルで変更された場合など)、PDBの値はこれらの要件を満たすように調整されます。 -
SGA_TARGETをCDBレベルで設定した場合、次の要件を満たす必要があります。
-
PDB内の
DB_CACHE_SIZEおよびSHARED_POOL_SIZEの値は、PDBのSGA_TARGET値の50%以下にする必要があります。 -
PDB内の
DB_CACHE_SIZEおよびSHARED_POOL_SIZEの値は、CDBレベルのSGA_TARGET値の50%以下にする必要があります。 -
CDB内のすべてのPDBにおける
DB_CACHE_SIZEおよびSHARED_POOL_SIZEの合計は、CDBレベルのSGA_TARGET値の50%以下にする必要があります。
前述の3つの要件のいずれかを満たしていない場合、エラーが発生します。
関連項目:
-
このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
-
PDBのメモリー使用量を制御する初期化パラメータの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください