2.80 DB_DOMAIN
分散データベース・システムでは、DB_DOMAINには、ネットワーク構造内でのデータベースの論理上の位置を指定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 | 
| デフォルト値 | デフォルト値はありません。 | 
| 変更可能 | いいえ | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 値の範囲 | ピリオドで区切った名前コンポーネントの有効な文字列で、最大128文字(ピリオドを含む)。 | 
| 基本 | はい | 
| Oracle RAC | すべてのインスタンスに、このパラメータを設定する必要がある。また、複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 | 
このデータベースが分散システムまたはその一部の場合、このパラメータを設定します。この値は、有効な識別子(英数字のASCIIキャラクタ)で構成され、ピリオドで区切られたグローバル・データベース名の拡張コンポーネントで構成されます。
ノート:
DB_DOMAINには、ドメイン内の各データベースに一意の文字列を指定することをお薦めします。
                     
このパラメータを使用すると、ある部門がデータベースを作成するとき、別の部門が作成したデータベースとの名前の重複を気にせずに済みます。ある販売部門がDB_DOMAIN = JAPAN.EXAMPLE.COMであるとき、そのSALESデータベース(SALES.JAPAN.EXAMPLE.COM)は、DB_NAME = SALESかつDB_DOMAIN = US.EXAMPLE.COMである別のデータベースとは一意に区別されます。
                  
DB_DOMAINは、アルファベットで始まり、次の文字は除外する必要があります。"!@%^&*()+=\\|`~[{]};:'\",<>/?"関連項目:
- 
                           このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 
- 
                           データ・ディクショナリ・ビュー「GLOBAL_NAME」