2.121 ENABLE_GOLDENGATE_REPLICATION
ENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONは、Oracle GoldenGateのRDBMSが提供するサービス(取得および適用サービスの両方)を制御します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | ブール値 | 
| デフォルト値 | false | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 値の範囲 | 
 | 
| 基本 | いいえ | 
| Oracle RAC | すべてのインスタンスを同じ設定にする必要がある | 
これをtrueに設定することで、Oracle GoldenGateが使用するRDBMSサービスが有効になります。
                  
このパラメータは主に、新しいデータ型および操作の論理レプリケーションをサポートするために必要なサプリメンタル・ロギングを制御します。REDOログ・ファイルはデータベースに物理的に適用するように設計されているため、REDOログ・ファイルのデフォルトの内容には、ロギングされた変更をSQL文に変換できるだけの十分な情報が含まれていないことがよくあります。サプリメンタル・ロギングは、追加情報をREDOログ・ファイルに追加することで、データベースにアクセスして各変更を取得しなくても、レプリケーションがロギングされた変更をSQL文に変換できるようにします。以前は、このような追加変更は、サプリメンタル・ロギングDDLによって制御されていました。現在は、ENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONパラメータも設定して、新しいデータ型または操作に必要なサプリメンタル・ロギングを有効にする必要があります。
                  
論理レプリケーションのサポートに必要なサプリメンタル・ロギングの拡張機能もすべて、このパラメータによって制御します。
このパラメータによって制御されるRDBMSサービスには、次のものがあります(これ以外にもあります)。
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                        GoldenGate Extractによって使用される、透過的データ暗号化(表領域の暗号化を含む)ユーティリティ 
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                        GoldenGate Extractによって使用される、REDOログを読み取るサービス 
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                        GoldenGate Replicatによって使用される、トリガーを抑制するサービス 
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                        GoldenGate Replicatによって使用される、一時的な複製処理を処理するサービス 
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                        GoldenGate Replicatによって使用される、参照整合性チェックをバイパスするサービス 
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                        Integrated ExtractおよびIntegrated ReplicatでOracle GoldenGateを実行するために必要なサービス