2.217 NLS_ISO_CURRENCY
NLS_ISO_CURRENCYは、TO_CHAR関数へのコールでC数値書式要素に対応する国際通貨記号として使用する文字列を決定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 値の範囲 | 有効な | 
| 基本 | いいえ | 
各国通貨記号は不明確な場合があります。たとえば、ドル記号($)は米国ドルを表すこともオーストラリア・ドルを表すこともあります。ISO仕様4217 では、特定の地域(または国)の通貨について固有の国際通貨記号が定義されています。NLS_ISO_CURRENCYパラメータの値は、ISO通貨記号がC数値書式要素のかわりに戻される地域のOracle名です。たとえば、NLS_ISO_CURRENCYがAMERICAに設定された場合、C要素が書式で指定されたTO_CHARによって文字列USDが戻されます。
                  
ノート:
この初期化パラメータNLS_ISO_CURRENCYの値は、このパラメータのセッション値の初期化に使用され、SQL問合せの処理で参照される実際の値です。クライアントがOracle JDBCドライバを使用しているか、クライアントがOCIベースでNLS_LANGのクライアント設定(環境変数)が定義されている場合、この初期値はクライアント側の値でオーバーライドされます。そのため、初期化パラメータ値は、通常、無視されます。
                     
関連項目:
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                           このパラメータの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください 
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                           数値書式要素の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。