2.226 NONCDB_COMPATIBLE

CDBのPDB内でSQLパラメータを発行する場合、NONCDB_COMPATIBLEにより非CDBに似た動作が可能です。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

false

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

true | false

基本

いいえ

CDB構成内で1つのPDBを使用し、そのPDB内で実行するとORA-65040が発生するレガシー・コードがある場合、このパラメータを設定します。

値:

  • TRUE

    SQL文がCDB内のPDBで発行されていても、SQL文に対して非CDBと同等に動作することを示します。

  • FALSE

    SQL文に対してCDBと同等に動作することを示します。これは、このパラメータのデフォルト値です。

非CDB内で発行できるが、CDBではルートで発行する必要があり(CDB全体に影響するため)、PDB内で発行するとエラーとなる文がいくつかあります(ALTER DB BACKUP CONTROLFILEなど)。

一部のALTER DATABASEまたはALTER SYSTEM文はPDB内では許可されず、init.ora内でNONCDB_COMPATIBLE=FALSEが設定されている場合はエラーとなります。ただし、NONCDB_COMPATIBLE=TRUEが設定されていれば、これらの文は正常に動作します。

関連項目: