2.266 PARALLEL_MIN_PERCENT
PARALLEL_MIN_PERCENTを使用すると、パラレル実行に必要なパラレル実行プロセスの要求の数について最小割合を指定できます。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 整数 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 値の範囲 | 0から100 | 
| 基本 | いいえ | 
| Oracle RAC | 複数インスタンスには、異なる値を指定可能。 | 
このパラメータは、パラレル文のキューイングが有効ではない場合(PARALLEL_DEGREE_POLICYがmanualまたはlimitedに設定される場合)、パラレル操作の動作を制御します。操作によって、パラレル実行サーバーまたはエラーの最小割合が常に取得されるようにします。このパラメータを設定すると、十分なリソースを利用できない場合には、パラレル操作が実行されないようになります。デフォルト値0は、プロセスの最小の割合が設定されていないことを意味します。
                  
次の設定例を考えてみます。
PARALLEL_MIN_PERCENT = 50 PARALLEL_MIN_SERVERS = 5 PARALLEL_MAX_SERVERS = 10
10のパラレル実行プロセスのうち、8つがビジーな場合、2つのプロセスのみが使用可能です。この場合、並列度8で問合せを要求すると、最小値50%は当てはまりません。
このパラメータはPARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USERとともに使用できます。マルチユーザー環境では、個々のユーザーまたはアプリケーションは、十分なリソースがシステム上で使用可能になり、許容できる並列度が戻されるまで、PARALLEL_MIN_PERCENTを最小値に設定できます。
                  
関連項目:
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                           パラレル実行の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。 
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                           「PARALLEL_DEGREE_POLICY」、「PARALLEL_MAX_SERVERS」、「PARALLEL_MIN_SERVERS」および「PARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USER」