2.275 PGA_AGGREGATE_LIMIT
PGA_AGGREGATE_LIMITには、インスタンスによって消費される集計PGAメモリーの上限を指定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 大整数 | 
| 構文 | 
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| デフォルト値 | 
 
 
 いずれの場合にも、デフォルトの PDBの場合、デフォルト値はCDBのデフォルト値と同じです。 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 値の範囲 | 
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| 基本 | いいえ | 
PGA_AGGREGATE_LIMITを超過した場合の動作
パラレル問合せはユニットとして扱われます。まず、最も調節が困難なメモリーを使用しているセッションで、コールが停止します。それでもPGAメモリーの使用量合計が上限を超えている場合は、次に、最も調整が困難なメモリーを使用しているセッションが終了します。
SYSプロセスおよびジョブ・キュー以外のバックグラウンド・プロセスは、この項で説明しているいずれのアクションの対象にもなりません。そのかわり、これらが最も調整が困難なメモリーを使用している場合、これらは、PGA使用量の概要を定期的にトレース・ファイルに書き込みます。
ノート:
このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBにこのパラメータを設定すると、PDBの最大PGAサイズを指定することになります。
各PDBが使用可能なメモリーの量を制御するために、CDBでリソース・マネージャを使用できるようにするには:
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                           CDBレベルで(CDBのルートで) NONCDB_COMPATIBLE初期化パラメータをFALSEに設定する必要があります。
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                           MEMORY_TARGET初期化パラメータをCDBレベルで設定しないでください。
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                           PDB内の PGA_AGGREGATE_LIMIT初期化パラメータを、次の要件を満たす値に設定する必要があります。- 
                                 CDBレベルで設定された PGA_AGGREGATE_LIMIT値以下
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                                 PDBに設定された PGA_AGGREGATE_TARGETの値の2倍以上
 これらの要件を満たさない値にPDB内の PGA_AGGREGATE_LIMITを設定すると、エラーが発生します。PDBのパラメータを設定した後で、これらの要件に違反した場合(たとえば、PGA_AGGREGATE_LIMIT値がCDBレベルで変更された場合など)、PDBの値はこれらの要件を満たすように調整されます。
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関連項目:
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                           PDBのメモリー使用量を制御する初期化パラメータの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください 
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                           このパラメータの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。