2.360 TRACE_ENABLED
TRACE_ENABLEDは、Oracleの実行履歴またはコード・パスのトレースを制御します。Oracleサポート・サービスでは、この情報をデバッグに利用しています。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | ブール値 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 値の範囲 | 
 | 
| 基本 | いいえ | 
| Oracle RAC | デフォルト値は | 
TRACE_ENABLEDがtrueに設定されていると、エラーが発生した場合、情報は特定ファイルに記録されます。
                  
1つのインスタンスのみが終了した場合でも、この情報は、すべてのインスタンスについて記録されます。これによって、クラスタ全体の診断結果が保存されます。
この処理によって発生するオーバーヘッドが過剰になることはありませんが、TRACE_ENABLEDをfalseに設定することによって、パフォーマンスを改善できます。たとえば、この設定によって、ハイエンドのベンチマーク要件を満たすことができます。ただし、このパラメータをfalseに設定したままにしておくと、貴重な診断結果の情報を失う場合があります。このため、不明なインスタンス障害の発生時に、システムの問題をトレースし、診断にかかる工数を抑えることができるように、常にTRACE_ENABLEDをtrueに設定しておいてください。