2.368 UNIFIED_AUDIT_SYSTEMLOG

UNIFIED_AUDIT_SYSTEMLOGには、統合監査レコードのキー・フィールドをSYSLOGユーティリティ(UNIXプラットフォームの場合)に書き込むのか、Windowsイベントビューア(Windowsの場合)に書き込むのかを指定します。CDBでは、このパラメータはPDBごとの静的初期化パラメータです。

特性 説明

パラメータ・タイプ

UNIXプラットフォーム場合は文字列、Windowsの場合はブール

構文

UNIXの場合:

UNIFIED_AUDIT_SYSTEMLOG = 'facility_clause.priority_clause'

facility_clause::=

{ USER | LOCAL[ 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 ] }

priority_clause::=

{ NOTICE | INFO | DEBUG | WARNING | ERR | CRIT | ALERT | EMERG }

Windowsの場合:

UNIFIED_AUDIT_SYSTEMLOG = { FALSE | TRUE }

デフォルト値

UNIXプラットフォームの場合はデフォルトなし

Windowsの場合はFALSE

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。

UNIXでこのパラメータが設定されている場合、統合監査レコードのキー・フィールドはSYSLOGに書き込まれます。Windowsでこのパラメータが設定されている場合、統合監査レコードのキー・フィールドはWindowsイベント ビューアーに書き込まれます。

SYSLOGまたはWindowsイベント ビューアーに統合監査レコードのキーフィールドを書き込む必要がない場合は、このパラメータを設定しないでください(またはWindowsの場合、FALSEに設定します)。

UNIFIED_AUDIT_SYSTEMLOGが有効になっている場合、SYSLOGまたはWindowsイベントビューアに書き込まれる統合監査レコードのキー・フィールドにより、UNIFIED_AUDIT_TRAILビューの詳細な統合監査レコードが一意に識別されます。監査レコードのエントリがSYSLOGエントリの最大許容サイズ(通常、1024バイト)を超えないように、統合監査レコードのフィールドのサブセットのみが書き込まれます。

このパラメータは、PDBレベルで設定され、PDBごとに統合監査レコードのロギングを有効にする点で、UNIFIED_AUDIT_COMMON_SYSTEMLOGパラメータとは異なります。一方、UNIFIED_AUDIT_COMMON_SYSTEMLOGはCDBレベルで設定され、共通統合監査ポリシーのすべての統合監査レコードを1つの宛先に統合できるようにします。

関連項目: