8.32 V$ARCHIVE_DEST_STATUS

V$ARCHIVE_DEST_STATUSは、アーカイブREDOログのアーカイブ先に関するランタイムおよび構成情報を示します。

このビューの情報は、インスタンス停止後は保持されません。

データ型 説明

DEST_ID

NUMBER

ログ・アーカイブ先パラメータを識別する値(1から31)

DEST_NAME

VARCHAR2(256)

ログ・アーカイブ先パラメータの名前

STATUS

VARCHAR2(9)

宛先の現在の状態:

  • VALID - 初期化され、使用可能

  • INACTIVE - 宛先情報なし

  • DEFERRED - ユーザーの手動による使用禁止

  • ERROR - オープンまたはコピー時のエラー

  • DISABLED - エラー発生後、使用禁止

  • BAD PARAM - パラメータがエラー

  • ALTERNATE - 宛先が代替状態

  • FULL - 宛先の割当てサイズを超過

TYPE

VARCHAR2(14)

アーカイブ先データベースのタイプ:

  • LOCAL - プライマリ・データベースに対してローカル

  • PHYSICAL - フィジカル・スタンバイ

  • CROSS-INSTANCE - プライマリ・データベースのインスタンス

  • LOGICAL - ロジカル・スタンバイ

  • SNAPSHOT - スナップショット・スタンバイ・データベース

  • DOWNSTREAM - Streamsダウンストリーム取得データベース

  • FAR SYNC - 遠隔同期インスタンス

DATABASE_MODE

VARCHAR2(15)

アーカイブ先データベースの現行のモード:

  • STARTED - インスタンスが起動されたがマウントされていない

  • MOUNTED - マウント済

  • MOUNTED-STANDBY - マウント済スタンバイ

  • OPEN - 読取り/書込み用にオープン

  • OPEN_READ-ONLY - 読取り専用でオープン

RECOVERY_MODE

VARCHAR2(23)

アーカイブ先の現行の適用モード:

  • IDLE - 管理リカバリがアクティブでない

  • MANAGED - 管理リカバリがアクティブこの値は、スタンバイ・データベースがマウントされている場合に使用される。このリカバリ・モードでは、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができない。

  • MANAGED WITH QUERY - 管理リカバリがこのリカバリ・モードでアクティブ非CDBでは、この値はデータベースがオープンしている場合に使用され、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができる。CDBでは、この値はCDB内の1つ以上のPDBがオープンしている場合に使用され、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができる。

  • MANAGED REAL TIME APPLY - このリカバリ・モードでは、ログ・スイッチの発生時にアーカイブREDOログからREDOデータをリカバリするのではなく、ログ適用サービスにより、ログの書込みと同時にスタンバイREDOログからREDOデータをリカバリするこのリカバリ・モードでは、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができない。

  • MANAGED REAL TIME APPLY WITH QUERY - このリカバリ・モードでは、ログ・スイッチの発生時にアーカイブREDOログからREDOデータをリカバリするのではなく、ログ適用サービスにより、ログの書込みと同時にスタンバイREDOログからREDOデータをリカバリする非CDBでは、このモードはデータベースがオープンしている場合に使用され、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができる。CDBでは、この値はCDB内の1つ以上のPDBがオープンしている場合に使用され、ユーザーはスタンバイ上のデータを問い合せることができる。

  • LOGICAL REAL TIME APPLY - リアルタイムのSQL Apply

  • LOGICAL APPLY - SQL Apply

PROTECTION_MODE

VARCHAR2(20)

データベースが保護されているかどうか:

  • MAXIMUM PROTECTION

  • MAXIMUM AVAILABILITY

  • RESYNCHRONIZATION

  • MAXIMUM PERFORMANCE

  • UNPROTECTED

DESTINATION

VARCHAR2(256)

REDOデータがアーカイブされる場所

STANDBY_LOGFILE_COUNT

NUMBER

スタンバイ・データベース上で作成されるスタンバイREDOログの合計数

STANDBY_LOGFILE_ACTIVE

NUMBER

アクティブで、プライマリ・データベースのオンラインREDOログ情報を含んでいる、スタンバイ・データベース上のスタンバイREDOログの合計数

ARCHIVED_THREAD#

NUMBER

宛先で受信された最新のアーカイブREDOログのスレッド番号

ARCHIVED_SEQ#

NUMBER

宛先で受信された最新のアーカイブREDOログのログ順序番号

APPLIED_THREAD#

NUMBER

宛先で受信された最新の適用済REDOログのスレッド番号

APPLIED_SEQ#

NUMBER

宛先で受信された最新の適用済REDOログのログ順序番号

ERROR

VARCHAR2(256)

エラー・テキストを表示する

SRL

VARCHAR2(3)

スタンバイ・データベース上のスタンバイREDOログ・ファイルを使用するかどうか(YES | NO)

DB_UNIQUE_NAME

VARCHAR2(30)

LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータのDB_UNIQUE_NAME属性で定義されている現行インスタンスの一意のデータベース名

SYNCHRONIZATION_STATUS

VARCHAR2(22)

この列の値は次のとおり。

  • CHECK CONFIGURATION - このデータベースがMAXIMUM PROTECTIONまたはMAXIMUM AVAILABILITYデータ保護モードでないか、またはこの宛先に関連付けられるLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータがSYNC属性およびAFFIRM属性を使用して構成されていないため、この宛先と同期できません。

  • CHECK STANDBY REDO LOG - この宛先のスタンバイREDOログが誤って設定されている。

  • CHECK NETWORK - このデータベースの1つ以上のインスタンスがこの宛先にREDOデータを送信できない。

  • DESTINATION HAS A GAP - この宛先にはこのデータベースとの同期に必要なREDOデータが欠落している。

  • OK - この宛先はこのデータベースと同期している。

  • NOT AVAILABLE - 同期状態は使用不可。

関連項目: REDO転送構成の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

SYNCHRONIZED

VARCHAR2(3)

可能な値は次のとおり。

  • YES - この宛先はプライマリ・データベースと同期している。

  • NO - この宛先はプライマリ・データベースと同期していない。

  • UNKNOWN - この宛先の同期状態を判別できない。

GAP_STATUS

VARCHAR2(24)

REDOギャップの状態:

  • NO GAP - 宛先にREDOギャップなし。

  • LOG SWITCH GAP - 宛先がまだ前回のログ・ファイルからすべてのREDOを受信していない。

  • RESOLVABLE GAP - 宛先にREDOギャップがあるが、そのギャップは欠落しているREDOをこのデータベースからフェッチして自動解決できる。

  • UNRESOLVABLE GAP - 宛先にREDOギャップがあり、そのギャップは欠落しているREDOをこのデータベースからフェッチして自動解決できない。さらに、REDOをフェッチ可能な他の宛先もない。

  • LOCALLY UNRESOLVABLE GAP - 宛先にREDOギャップがあり、そのギャップは欠落しているREDOをこのデータベースからフェッチして自動解決できない。欠落しているREDOを別の宛先からフェッチして自動解決できる場合がある。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID