8.159 V$DATABASE_KEY_INFO

V$DATABASE_KEY_INFOは、データ・ブロックの暗号化に使用するデフォルトのデータベース・キーに関する情報を提供します。機密データに暗号化した表領域または暗号化した列との依存性がある場合、Oracleでは、SYSTEM、UNDOおよびTEMP表領域の機密情報を暗号化する際にデータベース・キーを使用します。

V$DATABASE_KEY_INFOには、制御ファイル内に格納されたデータベース・キー情報が反映されます。通常、これはシステム表領域内に記録されたシステム表領域キーと同じです。システム表領域が暗号化される場合、これはV$ENCRYPTED_TABLESPACESにも表示されます。システム表領域が暗号化されない場合、この情報を提供するのはこのビューのみです。

データ型 説明

ENCRYPTIONALG

VARCHAR2(7)

暗号化アルゴリズム:

  • NONE

  • 3DES168

  • AES128

  • AES192

  • AES256

AES128はデフォルトの暗号化アルゴリズム

ENCRYPTEDKEY

RAW(48)

データベース・キーの暗号化バージョン

MASTERKEYID

RAW(16)

データベース・キーの暗号化に使用されたマスター・キーのID

MASTER_ACTIVATED

VARCHAR2(3)

マスター・キーがOracleキー・ストアのこのデータベースに設定されているか、コンテナに設定されているか(YES | NO)。つまり、透過的データ暗号化(TDE)がアクティブ化されているはこのデータベースに対してかコンテナに対してかを示す

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目:

V$ENCRYPTED_TABLESPACES