8.210 V$EQ_MESSAGE_CACHE_STAT

V$EQ_MESSAGE_CACHE_STATには、システム・グローバル領域(SGA)内のStreamsプールに含まれるTransactional Event Queues (TEQ)のメモリー管理に関する統計情報が示されます。TEQでは、イベント・キュー・パーティションの単位でStreamsプールを使用します。そのため、このビューの列には、イベント・キュー・パーティション・レベルの統計情報が示されます。このビューには、すべてのTEQの全体的な統計情報が示されます。

データ型 説明

NUM_EVICTED

NUMBER

すべてのTEQで削除されたイベント・キュー・パーティションの数

NUM_PREFETCHED

NUMBER

AQバックグラウンド・プロセスによってプリフェッチされたイベント・キュー・パーティションの数

NUM_UNEVICTION

NUMBER

フォアグラウンド・プロセス(デキュー・プロセスなど)によって削除解除されたイベント・キュー・パーティションの数

NUM_UNCACHED

NUMBER

アンキャッシュ済として格納されたイベント・キュー・パーティションの数

NUM_TRACKED

NUMBER

デキュー・レートをアクティブに追跡しているイベント・キュー・パーティションの数

NUM_CACHED

NUMBER

キャッシュ済として格納されたイベント・キュー・パーティションの数

MAX_SUBSH_SIZE

NUMBER

イベント・キュー・パーティション当たりのメッセージ数に関して、これまでの最大イベント・キュー・パーティション・サイズ

MIN_SUBSH_SIZE

NUMBER

イベント・キュー・パーティション当たりのメッセージ数に関して、これまでの最小イベント・キュー・パーティション・サイズ

MEAN_SUBSH_SIZE

NUMBER

イベント・キュー・パーティション当たりのメッセージ数に関して、これまでの平均イベント・キュー・パーティション・サイズ

AVG_EVICTION_RATE

NUMBER

1秒当たりに削除されたイベント・キュー・パーティションの平均数

AVG_LOAD_RATE

NUMBER

1秒当たりにプリフェッチまたは削除解除されたイベント・キュー・パーティションの平均数

AVG_EVICTION_TIME

NUMBER

1つのイベント・キュー・パーティションの削除にかかった平均時間(ミリ秒単位)

AVG_LOAD_TIME

NUMBER

1つのイベント・キュー・パーティションの削除解除にかかった平均時間(ミリ秒単位)

AVG_MISS_RATIO

NUMBER

フォアグラウンドの削除解除数とバックグラウンドのプリフェッチ数の平均比率

AVG_THRASH_RATIO

NUMBER

デキューが試行されることなくバックグラウンドでプリフェッチされたイベント・キュー・パーティション数とプリフェッチされたイベント・キュー・パーティションの総数の平均比率

MANDATORY_AFF_SWITCH_ATTEMPTS

NUMBER

アフィニティ・スイッチとは、TEQとサブスクライバのペアのデキュー・インスタンスを変更することです。必須アフィニティ・スイッチは、インスタンスでキューにローカル・エンキューがあるが、ローカル・デキューがないときに発生し、デキュー・アフィニティが、そのTEQとサブスクライバのペアの別のインスタンスに切り替えられます。この列は、必須アフィニティ・スイッチがすべてのインスタンスで試行された回数を示す。最も小さいインスタンスIDのみに移入されます。

OPTIONAL_AFF_SWITCH_ATTEMPTS

NUMBER

オプションのアフィニティ・スイッチは必須ではないアフィニティ・スイッチ。オプションのアフィニティ・スイッチは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースでグローバルなロード・バランシングのために実行される。この列は、オプションのアフィニティ・スイッチがすべてのインスタンスで試行された回数を示す。最も小さいインスタンスIDのみに移入されます。

MIN_EVICT_PERCENT

NUMBER

この値を超えるとイベント・キュー・パーティションの削除がトリガーされるstreams_poolメモリーの割合

LAST_AVG_CACHED_HORIZON

NUMBER

TEQメモリー・マネージャの観点による、キャッシュされたイベント・キュー・パーティションの最新の平均数

LAST_AVG_MEMORY_HORIZON

NUMBER

TEQメモリー・マネージャの観点による、キャッシュされたイベント・キュー・パーティションの最新の平均メモリー

LAST_AVG_SUBSHARD_HORIZON

NUMBER

TEQメモリー・マネージャの観点による、イベント・キュー・パーティションの最新の平均数

LAST_LEEWAY_SHIFT

NUMBER

メモリーしきい値の内部的余地

AVG_OPTTIME_DRIFT

NUMBER

すべてのイベント・キュー・パーティションに対するopt_timeの平均ドリフト。ドリフトとは、イベント・キュー・パーティションに設定されたopt_timeと、プリフェッチ後/削除解除後にイベント・キュー・パーティションが最初にデキューされた実際の時刻との差分として定義されます。

NUM_THRESHOLD_DRIFT

NUMBER

ドリフト値がしきい値時間を超えた回数。一般的なしきい値時間としてhorizon_time/2がある。

MAX_OPT_TIME_DRIFT

NUMBER

これまでの最大ドリフト

MIN_OPT_TIME_DRIFT

NUMBER

これまでの最小ドリフト

AVG_OPT_TIME_ERROR

NUMBER

opt_timeエラーは、キャッシュされたイベント・キュー・パーティションが(AQバックグラウンドによってプリフェッチされるのではなく)フォアグラウンド・プロセスによって削除解除されると発生します。そのため、opt_timeエラーは、イベント・キュー・パーティションに設定された実際のopt_timeと、同じイベント・キュー・パーティションがフォアグラウンドで登録解除された絶対時間との差分になります。この列は、このエラーの平均時間を表します。

MAX_OPT_TIME_ERROR

NUMBER

最大opt_timeエラー

MIN_OPT_TIME_ERROR

NUMBER

最小opt_timeエラー

NUM_FG_RELOADED

NUMBER

フォアグラウンド・プロセスによってディスクからメッセージ・キャッシュに再ロードされたイベント・ストリーム・パーティションの数

NUM_PRERELOADED

NUMBER

バックグラウンド・プロセスによって事前にディスクからメッセージ・キャッシュに再ロードされたイベント・ストリーム・パーティションの数

AVG_RELOAD_TIME

NUMBER

イベント・ストリーム・パーティションをディスクからメッセージ・キャッシュに再ロードするためにかかる平均時間(ミリ秒単位)

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

このビューは、Oracle Database 20c以降で使用できます。

関連項目:

Oracle Transactional Event QueuesおよびAdvanced Queuingの詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください