8.215 V$EQ_SUBSCRIBER_LOAD

V$EQ_SUBSCRIBER_LOADには、Transactional Event Queue (TEQ)イベント・ストリームのすべてのサブスクライバのロードについて、Oracle RAC環境内のインスタンスごとの待機時間の観点からの情報が示されます。

待機時間は、対応する各インスタンスにおいて、そのサブスクライバのすべてのメッセージが排出されるまでに必要となる、現在時刻からの予想時間(秒)を表します。待機時間の計算では、過去のエンキューとデキューの速度および履歴に基づく将来のエンキューとデキューの速度が考慮されます。

データ型 説明

QUEUE_ID

NUMBER

キューID

QUEUE_SCHEMA

VARCHAR2(128)

キュー・スキーマ

QUEUE_NAME

VARCHAR2(128)

キュー名

SUBSCRIBER_ID

NUMBER

サブスクライバID

SUBSCRIBER_NAME

VARCHAR2(128)

サブスクライバ名

LATENCY_STATE

VARCHAR2(8)

待機時間の状態。可能な値は次のとおり。

  • FINITE :サブスクライバは限られた時間内にすべてのメッセージをデキューできます。

  • INFINITE: サブスクライバのデキュー速度がエンキュー速度に追い付かない場合があります。

  • UNKNOWN: 待機時間がまだ不明です

LATENCY

NUMBER

待機時間(秒)。LATENCY_STATEFINITEの場合にのみ有効です。

DEQUEUE_REQUESTS

NUMBER

最後に記録されたデキュー要求の概数

ACTIVE_EVENT_STREAM_ID

NUMBER

このサブスクライバのメッセージを保持しているイベント・ストリームの数

ACTIVE_LISTENER

VARCHAR2(5)

このインスタンスでサブスクライバがメッセージをアクティブにリスニングしている(TRUE)か、リスニングしていないか(FALSE)

DEQUEUE_SESSIONS

NUMBER

このサブスクライバのアクティブなデキュー・セッション数を表示します

FLAGS

NUMBER

内部使用専用。

MANDATORY_AFF_SWITCHES

NUMBER

アフィニティ・スイッチとは、イベント・ストリームとサブスクライバのペアのデキュー・インスタンスを変更することです。必須アフィニティ・スイッチは、インスタンスでキューにローカル・エンキューがあるが、ローカル・デキューがないときに発生し、デキュー・アフィニティが、そのイベント・ストリームとサブスクライバのペアの別のインスタンスに切り替えられます。この列は、このインスタンスから他のインスタンスへの必須アフィニティ・スイッチがこのサブスクライバに対して必要となった回数を示す。

OPTIONAL_AFF_SWITCHES

NUMBER

オプションのアフィニティ・スイッチは必須ではないアフィニティ・スイッチ。オプションのアフィニティ・スイッチは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースでグローバルなロード・バランシングのために実行される。この列は、このインスタンスから他のインスタンスへのオプションのアフィニティ・スイッチがこのサブスクライバに対して必要となった回数を示す。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

このビューは、Oracle Database 20c以降で使用できます。

関連項目:

Oracle Transactional Event QueuesおよびAdvanced Queuingの詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください