9.120 V$PGA_TARGET_ADVICE_HISTOGRAM

V$PGA_TARGET_ADVICE_HISTOGRAMは、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの値が変更された場合に、V$SQL_WORKAREA_HISTOGRAM動的ビューに表示される統計がどのような影響を受けるかを予測します。

この予測は、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値の前後で選択された様々な値に対して実行されます。アドバイス統計は、インスタンスによって実行された過去のワークロードをシミュレートすることで生成されます。

PGA_AGGREGATE_TARGETが設定されていない場合、このビューの内容は空になります。また、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがBASICに設定されている場合、このビューの内容は更新されません。このビューのベース統計は、インスタンスの起動時、あるいはPGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値が動的に変更された時点でリセットされます。

データ型 説明

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE

NUMBER

この予測のPGA_AGGREGATE_TARGETの値(バイト)

PGA_TARGET_FACTOR

NUMBER

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE/PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値

ADVICE_STATUS

VARCHAR2(3)

アドバイスがSTATISTICS_LEVELパラメータの値に応じて使用可能か(ON)、使用禁止か(OFF)

LOW_OPTIMAL_SIZE

NUMBER

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の下限(バイト)

HIGH_OPTIMAL_SIZE

NUMBER

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の上限(バイト)

ESTD_OPTIMAL_EXECUTIONS

NUMBER

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合に最適の状態で実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEからHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数

ESTD_ONEPASS_EXECUTIONS

NUMBER

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合にワン・パスで実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEからHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数

ESTD_MULTIPASSES_EXECUTIONS

NUMBER

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合にマルチ・パスで実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEからHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数

ESTD_TOTAL_EXECUTIONS

NUMBER

ESTD_OPTIMAL_EXECUTIONSESTD_ONEPASS_EXECUTIONSおよびESTD_MULTIPASSES_EXECUTIONSの合計

IGNORED_WORKAREAS_COUNT

NUMBER

メモリーとCPUの制約によりアドバイス生成中に無視される、LOW_OPTIMAL_SIZEからHIGH_OPTIMAL_SIZEの最適メモリー要件を持つ作業領域の数

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目: