9.182 V$RO_USER_ACCOUNT
V$RO_USER_ACCOUNT
は、読取り専用モードでオープンしたOracle Databaseについてのみ移入されます。データベースが読取り専用の場合、通常のカタログ表にはセキュリティ・データを格納できません。かわりに、セキュリティ・データはこのビューを通じて問い合せされるインメモリー表に格納されます。
Oracle Data Guard環境では、スタンバイ上のユーザー・アカウントのセキュリティ情報の一部はプライマリ・サーバーから継承されます。たとえば、プライマリ上でアカウントが無制限にロックアウトされた場合、このアカウントはスタンバイ・データベース上でロックされます。スタンバイ上に格納された情報は、失敗したログイン回数や、失敗したアクセス試行によりスタンバイでアカウントがロックされた時刻など、スタンバイ・データベースでのユーザー・アクションの影響を受ける可能性のある、一時的な情報です。スタンバイでログイン試行が失敗しても、プライマリのアカウント・ステータスには影響しません。
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のルーツから、このビューを問い合わせると、共通ユーザーおよびSYS
ユーザーのみが返されます。
プラガブル・データベース(PDB)からこのビューを問い合わせると、現在のPDBに関連する列のみが返されます。
列 | データ型 | 説明 |
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ユーザーID番号 |
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パスワードの有効期限が切れているかどうか( |
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アカウントが猶予期間内かどうか( |
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アカウントがロックされているかどうか( |
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アカウントが期間無制限にロックされているかどうか( |
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失敗したログイン試行回数。カウントは累積されず、アカウントでログインに成功するとリセットされます。 |
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猶予期間後の有効期限 |
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アカウントがロックアウトされた時刻 |
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ログインが失敗した場所のコンテナのID。 共通ユーザーではないユーザーでは、 共通ユーザーでは、 PDB上で発生したログイン試行は、 共通ユーザーの失敗したログインの試行(および 非CDBでは、値は常に |
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ユーザーの名前。 |