AutoUpgradeを使用した非CDBからPDBへのアップグレードの理解

1回の操作で非CDBを新しいCDBのPDBにアップグレードおよび変換するか、非CDBデータベースを既存のCDBのPDBにアップグレードしてから変換できます。

Oracle Database 19cは、非CDBのOracleデータベース・アーキテクチャがサポートされている最終リリースです。プラガブル・データベース(PDB)の使用への移行をお薦めします。データベースをOracle Database 19cで非CDBアーキテクチャからPDBに移行する際、マルチテナント・ライセンスを必要とせずに、コンテナ・データベース(CDB)内のユーザーが構成可能なPDBを最大3つ取得します。4つ以上のPDBを構成することを選択する場合は、マルチテナント・ライセンスが必要です。

AutoUpgradeユーティリティの非CDBからPDB機能には、次のいずれかの選択肢を使用して、既存のOracleデータベースのアップグレード方法を制御する柔軟なオプションが用意されています。
  • 以前のリリースの非CDBアーキテクチャのOracleデータベースを、1回の操作でマルチテナント・アーキテクチャ・データベースにアップグレードおよび変換します。
  • 非CDBアーキテクチャのOracleデータベースをマルチテナント・アーキテクチャ・データベースに接続し、PDBを1回の操作でアップグレードします。

図3-1 AutoUpgradeを使用した非CDBの変換およびアップグレード

図3-1の説明が続きます。
「図3-1 AutoUpgradeを使用した非CDBの変換およびアップグレード」の説明

例3-1 非CDBからPDBへの変換のためのAutoUpgrade構成ファイル

非CDBからPDBオプションを使用するには、AutoUpgrade構成ファイルでパラメータtarget_cdbを設定する必要があります。target_cdbパラメータの値は、非CDBのOracleデータベースを接続するコンテナ・データベースのOracleシステム識別子(SID)を定義します。次に例を示します。

global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupg
upg1.sid=s12201
upg1.source_home=/u01/product/12.2.0/dbhome_1
upg1.log_dir=/home/oracle/autoupg
upg1.target_home=/u01/product/20.1.0/dbhome_1
upg1.target_base=/u01
upg1.target_version=20.1.0
upg1.target_cdb=cdb20x