5 カスタムMBeanへのアクセス

この章では、JMXプログラミングによるアクセス以外の方法でカスタムMBeanにアクセスする方法について説明します。任意のJMX準拠の管理システムを使用して、MBeanにアクセスできます。Oracle Technology Network Webサイト(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/javamanagement-140525.html)を参照してください。JMXに関する書籍、ホワイトペーパーおよびその他の情報へのリンクが掲載されています。

この章の内容は次のとおりです。

JConsoleからカスタムMBeanへのアクセス

JDKには、MBeanを参照するために使用できるSwingベースのJMXクライアント、JConsoleが用意されています。任意のWebLogic Server MBeanサーバーとJVMプラットフォームMBeanサーバーのMBeanを参照できます。

Oracleでは、JConsoleはリソースを大量に消費するため、開発環境のみで使用するよう推奨しています。http://www.oracle.com/technetwork/articles/java/jconsole-1564139.htmlJConsoleを使用したアプリケーションの監視を参照してください。https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/managing_weblogic_servers_withJConsoleによるWebLogic Serverの管理も参照してください。

wlthint3client.jarおよびweblogic.jarを使用してJConsoleからWebLogic Server MBeanにアクセスする方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントの開発』WebLogic Server MBeanへのJConsoleを使用したアクセスに関する項を参照してください。

ノート:

wljmxclient.jarおよびwlclient.jarは、WebLogic Server 14c (14.1.1.0.0)では削除されています。wljmxclient.jarwlclient.jarを含む以前のバージョンのWebLogic Serverを使用している場合は、『Oracle WebLogic Server JMXによる管理可能アプリケーションの開発 12c (12.2.1.4.0)』JConsoleからカスタムMBeanへのアクセスに関する項を参照してください。

WebLogic Scripting ToolからカスタムMBeanへのアクセス

MBeanを、実行時MBeanサーバーまたはドメイン実行時MBeanサーバーに登録した場合、WebLogic Scripting Toolを使用してカスタムMBeanにアクセスできます。WebLogic Scripting Toolの理解他のWebLogic MBeanおよびカスタムMBeanへのアクセスを参照してください。

管理コンソール拡張からカスタムMBeanへのアクセス

特定のテンプレートに準拠するJava Server Pages (JSP)を作成することによって、WebLogic Server管理コンソールを拡張できます。作成するJSPには、JVMプラットフォームMBeanサーバー、WebLogic Server実行時MBeanサーバーまたはドメイン実行時MBeanサーバーに接続してMBeanを検索するJMXコードを組み込むことができます。