![]() ![]() ![]() ![]() |
クラスタ: 構成: 移行
クラスタ化されたサーバーに障害が発生すると、ノード・マネージャは、サーバーとそのサービスを自動的に別のマシンで再起動できます。このページでは、ノード・マネージャが移行可能サーバーを再起動できるマシンと、サーバー移行時に使用されるデータ・ソースを指定します。
構成オプション
名前 説明 移行可能サーバーの候補マシン ノード・マネージャが障害の発生したサーバーの再起動を行うマシン群(および優先度)。自動移行のために各サーバーを有効にしておく必要があります。
各サーバーでクラスタ全体の中からこのような候補のサブセットを指定し、サーバーの再起動を行えるマシンを制限できます。サーバーごとに固有の優先度を指定することも可能です。
移行基盤 サーバーおよびサービスの移行に使用するメカニズムを制御します。
- データベース
-- リース情報を格納するには、Oracle RACなどの高可用性データベースを使用できる必要があります。
DataSourceForAutomaticMigration
属性の構成も必要です。オプションで、AutoMigrationTableName
(デフォルトは"ACTIVE")、AutoMigrationTableCreationPolicy
およびAutoMigrationTableCreationDDLFile
も構成します。- コンセンサス
-- リース情報をクラスタ・メンバー内でメモリー上に格納します。このオプションを指定するには、ノード・マネージャが構成され、実行されている必要があります。
ノート: WebLogic Serverインストール内では、1つのタイプのリースのみ使用できます。ご使用の環境にリースを使用する機能を複数実装することも可能ですが、各機能が同じタイプのリースを使用する必要があります。
MBean属性:
ClusterMBean.MigrationBasis
自動移行に使用するデータ・ソース 移行中にクラスタ内のサーバーによって使用されるデータ・ソース。(このデータ・ソースを使用するには、クラスタ内の各移行可能サーバーを構成する必要があります。)
この設定は、
MigrationBasis
属性がdatabase
に設定されている場合にのみ適用されます。自動移行表名 サーバーの移行に使用される表の名前を戻します。
この設定は、
MigrationBasis
属性がdatabase
に設定されている場合にのみ適用されます。
AutoMigrationTableCreationPolicy
がAlways
に設定されている場合、表名形式は[[[mycatalog.]myschema.]mytablename
の形式で指定されている必要があります。たとえば、myschema.mytablename
などです。各ピリオド記号形式は重要です。schemaは一般的に多くのデータベースのユーザー名に対応します。表名が指定されていない場合、表名は単に
ACTIVE
となり、データベースではJDBCデータ・ソース・ユーザーに基づいて暗黙的にスキーマが決定されます。MBean属性:
ClusterMBean.AutoMigrationTableName
自動移行表作成DDLファイル 自動移行データベース表を作成するためのカスタムDDLファイルの絶対ファイル・パス。
この設定は、
MigrationBasis
属性がdatabase
に設定され、AutoMigrationTableCreationPolicy
属性がAlways
に設定され、AutoMigrationTableName
属性で指定された表名がデータベースにまだ存在しない場合にのみ適用されます。前述の条件が適用され、この設定が既定値に設定されている場合、
WL_HOME/server/db/DB_TYPE/leasing.ddl
でリース・データベース表を作成するためのデフォルトDDLファイルの検索が試行されます。DDLファイル内の
DROP
コマンドは無視(スキップ)され、ファイル内のACTIVE
という単語のすべての出現がAutoMigrationTableName
属性で構成された値で置換されます。自動移行表作成ポリシー 自動リース表作成の動作を制御します。
この設定は、
MigrationBasis
属性がdatabase
に設定されている場合にのみ適用されます。
無効
自動リース表作成を無効にします。動作は手動での表の作成と同じです。クラスタ・リースに依存するシングルトンは、
AutoMigrationTableName
で定義された表がデータベースにすでに存在しないかぎり開始に失敗します。常時
表が見つからない場合に、リース表の自動作成を強制します。デフォルトの表名は"ACTIVE"で、
AutoMigrationTableName
属性を使用してカスタマイズできます。表が見つからない場合に作成するために使用されるSQLは、AutoMigrationTableCreationDDLFile
属性を使用してカスタマイズできます。メンバー停止検出の有効化 データベース・リーシング・ベースで、より高速な自動サービス移行時間が有効になります。
メンバー検出タイムアウト MemberDiscoveryTimeout値を取得します。この値は、起動中または起動後に、同じクラスタに属するメンバーを検出するためにサーバーが待機する時間の長さを定義します。この情報は、新しいクラスタの結合または形成に使用されます。
MBean属性:
DatabaseLessLeasingBasisMBean.MemberDiscoveryTimeout
最小値:
10
リーダー・ハートビート期間 LeaderHeartbeatPeriod値を取得します。クラスタ・リーダーは、各期間の秒数経過ごとに、グループ・ビューのバージョンなどのクラスタ情報を公開するため、特別なリーダー・ハートビートを発行します。メンバーは、このハートビートを確認し、必要に応じて任意の同期処理を実行します。
最小値:
1
移行の追加試行回数 移行可能サーバーが、構成されている可能性のあるマシンのすべてに移行できないことがあります。この属性では、最初の試行の後に何回、試行するかを制御します。
ここで指定された各試行は、構成されているすべてのマシンを改めて一巡して移行を試行することを示しています。つまり、3サーバーのクラスタでデフォルトの値3が指定されている場合、全部で9回、移行が試行されます。
-1に設定されている場合、移行はサーバーが開始されるまで永続的に続行されます。
移行の試行間の休止時間 getAdditionalAutoMigrationAttempts()で示されている移行の試行間に、休止する時間の長さを制御します。この遅延は、サーバーがすべてのマシンには移行できなかった場合にのみ発生します。
MBean属性:
ClusterMBean.MillisToSleepBetweenAutoMigrationAttempts
![]() |