クラスタ: 構成: マルチキャスト
このページでは、このクラスタのメッセージング設定を定義できます。クラスタではメッセージングを使用して、セッション、ロード・バランシングとフェイルオーバー、JMSおよびその他の情報をクラスタのメンバー間で共有します。ユニキャストまたはマルチキャスト・メッセージを使用できます。マルチキャストは、複数のアプリケーションが指定されたIPアドレスとポート番号にサブスクライブしてメッセージをリスニングできるようにする単純なブロードキャスト技術ですが、ハードウェアの構成とサポートが必要です。ユニキャストには、これらの要件がありません。
構成オプション
名前 説明 メッセージング・モード クラスタで使用されるメッセージング・タイプを指定します。
マルチキャスト・メッセージングは下位互換性を保つために用意されています。
MBean属性:
ClusterMBean.ClusterMessagingMode
ユニキャスト・ブロードキャスト・チャネル クラスタ内の通信の処理に使用されるチャネルを指定します。チャネルが指定されていない場合は、デフォルトのチャネルが使用されます。
ClusterBroadcastChannelはユニキャスト・メッセージング・タイプが使用される場合にのみサポートされます。
MBean属性:
ClusterMBean.ClusterBroadcastChannel
マルチキャスト・アドレス クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・アドレス。
有効な範囲は224.0.0.0から239.255.255.255までです。WebLogic Serverで使用されるデフォルト値は239.192.0.0です。x.0.0.1の範囲内のマルチキャスト・アドレスは使用しないようにしてください。
このアドレスは、このクラスタに対してユニークである必要があり、他のアプリケーションと共有することはできません。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastAddress
マルチキャスト・ポート クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・ポート(1から65535の間で指定)。
クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・ポートを定義します。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastPort
最小値:
1
最大値:
65535
マルチキャスト送信遅延 OSレベルでのバッファのオーバーフローを防止するために、マルチキャストによるメッセージの送信が遅延されるミリ秒数(0から250ミリ秒の間で指定)。
OSレベルでのバッファのオーバーフローを防止するために、マルチキャストによるメッセージの送信が遅延されるミリ秒数を定義します。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastSendDelay
最小値:
0
最大値:
250
マルチキャストTTL クラスタ・マルチキャスト・メッセージが通過できるネットワーク・ホップ数(1から255の間で指定)。
クラスタ・マルチキャスト・メッセージが通過できるネットワーク・ホップ数を定義します。この値を1に設定すると、そのクラスタでは1つのサブネット内に制限されます。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastTTL
最小値:
1
最大値:
255
マルチキャスト・バッファ・サイズ マルチキャスト・ソケットの送信および受信バッファのサイズ(最小で64 KB)。
マルチキャスト・ソケットの送信および受信バッファのサイズを戻します。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastBufferSize
最小値:
64
タイムアウトまでのアイドル期間 クラスタの1つのメンバーがタイム・アウトするまでにクラスタ・メンバーが待機する最大回数。
クラスタの1つのメンバーがタイム・アウトするまでにクラスタ・メンバーが待機する最大回数。
MBean属性:
ClusterMBean.IdlePeriodsUntilTimeout
最小値:
3
データの暗号化を有効にする 暗号化するマルチキャスト・データを有効化します。暗号化されるのはマルチキャスト・データのみです。マルチキャスト・ヘッダー情報は暗号化されません。
MBean属性:
ClusterMBean.MulticastDataEncryption