プリファレンス: WLSTスクリプトの記録: 全般
このページでは、WLSTスクリプトの記録のプリファレンスを指定します。ユーザーごとに独自の記録のプリファレンスを設定できます。
構成オプション
名前 説明 基本スクリプト・ディレクトリ 管理コンソールがスクリプト・ファイル、ユーザー構成ファイル、およびキー・ファイルを書き込む既存ディレクトリを指定します。
スクリプト・ファイルには、記録されたWLSTコマンドが含まれます。暗号化された属性値(サーバーのJava標準信頼キーストアのパスワードなど)を取得または設定するコマンドを記録する場合、管理コンソールでは、暗号化されたデータをユーザー構成ファイルに格納します。また、暗号化データの暗号化と復号化に使用される秘密キーが含まれるキー・ファイルも作成されます。
存在しないディレクトリを指定すると、管理コンソールで入出力(IO)エラーが報告されます。
スクリプト・ファイル名 管理コンソールがWLSTコマンドを記録するファイルの名前を指定します。
スクリプト・ファイル名にパス名コンポーネントを含めることもできます。たとえば、「
基本スクリプト・ディレクトリ
」にc:\mydomain\scripts
が含まれている場合、「スクリプト・ファイル名
」に\myscripts\myscript.py
と入力すると、管理コンソールはスクリプトをc:\mydomain\scripts\myscripts\myscript.py
に保存します。指定するパス名コンポーネントは、すでに存在している必要があります。デフォルトでは、記録セッションを開始するたびに一意な名前が管理コンソールによって生成されます。「ファイルの末尾に追加」オプションが選択されている場合でも、デフォルトの動作では、記録セッションごとに新しい一意な名前のファイルが作成されます。
ファイルの末尾に追加 スクリプト・ファイルの末尾に記録セッションの出力を追加します。
- 注意:
- このチェック・ボックスをクリアすると、他のユーザーの作成したスクリプトが上書きされる可能性があります。
「
スクリプト・ディレクトリ
」および「スクリプト・ファイル名
」で指定したパス名にファイルが存在する場合、管理コンソールはファイルの末尾に追加するか、ファイルを上書きすることができます。既存ファイルの末尾に追加する場合は、「ファイルの末尾に追加
」を選択します。複数のユーザーのプリファレンスに同じスクリプト・ファイルが指定されている場合は、このチェック・ボックスをクリアすると、他のユーザーの記録したコマンドが上書きされます。
実行中の記録セッションに対してこの設定を変更することはできません。
ロックが必要 ドメイン構成がロックされるまで、「プリファレンス: WLSTスクリプトの記録: 制御」ページの「記録を開始」ボタンおよびツールバーの「記録」ボタンが無効になります。
この機能は「ユーザー・プリファレンス」の「ロックを自動取得して変更をアクティブ化」が有効な場合は使用できません。
このチェック・ボックスをクリアすると、ドメイン構成をロックせずにボタンをクリックして記録セッションを開始できますが、管理コンソールは、構成のロックが取得されるまで、コマンドを記録しません。
自動記録 ドメイン構成のロックを取得したときに記録を開始し、変更のアクティブ化、変更の取り消し、ロックの解放、またはロックを失ったときに記録を停止します。
この機能は「ユーザー・プリファレンス」の「ロックを自動取得して変更をアクティブ化」が有効な場合は使用できません。
ツールバーから記録する前にプロンプトを表示 このオプションを選択すると、ツールバーの「記録」リンクをクリックして記録を開始する場合に、現在のセッションの記録のプリファレンスをオーバーライドできます。
プリファレンスで保存したスクリプト・ファイル名をオーバーライドできます。スクリプト・ファイルの末尾に追加するか、ファイルを上書きするかを指定することもできます。これらのオーバーライドは、現在の記録セッションにのみ適用されます。
プリスクリプトとポストスクリプトの生成 「プリスクリプト・テキスト」と「ポストスクリプト・テキスト」に指定したテキストで、記録されたWLSTコマンドをラップします。「ファイルの末尾に追加」チェック・ボックスをクリアする必要があります。
このオプションを使用して、ユーザーによる編集なしにWLSTですぐに実行できるスクリプトを作成します。たとえば、「プリスクリプト・テキスト」には、管理サーバーに接続して、セッションを開始および編集するWLSTコマンドを指定します。「ポストスクリプト・テキスト」には、サーバーとの接続を解除するWLSTコマンドを指定します。
管理コンソールでは、既存のスクリプト・ファイルを解析してポストスクリプト・テキストの前にWLSTコマンドを挿入できないため、「ファイルの末尾に追加」チェック・ボックスをオンにした場合は、このオプションを使用できません。
プリスクリプト・テキスト 管理コンソールがWLSTコマンドの記録を書き込む前に、スクリプト・ファイルに書き込むテキストを指定します。
ポストスクリプト・テキスト 管理コンソールがWLSTコマンドの記録の後に、スクリプト・ファイルに書き込むテキストを指定します。