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SAMLフェデレーション・サービスの構成


「フェデレーション・サービス」ページで、WebLogic ServerインスタンスをSAMLアサーションのプロデューサまたはSAMLアサーションのコンシューマとして機能するように構成し、次の目的に使用することができます。
  • オンライン・ビジネス・パートナ間のWebシングル・サインオン
  • Webサービス・セキュリティのID情報の交換
フェデレーション・サービスの構成プロセスの概要は、使用しているSAMLのバージョンによって異なります。WebLogic Serverでは、SAML 1.1とSAML 2.0の両方がサポートされています。

SAML 1.1を構成している場合:

SAML 1.1フェデレーション・パートナとして機能するようにWebLogic Serverを構成するプロセスの概要を次に示します。

  1. 適切なSAMLセキュリティ・プロバイダを構成します。

    WebLogic ServerインスタンスがSAMLアサーションのプロデューサとして機能する場合は、SAMLソース・サイトを構成します。詳細は、SAML 1.1ソース・サービスの構成を参照してください。

    サーバー・インスタンスがSAMLアサーションのコンシューマ(SAML宛先サイト)として機能する場合は、SAML IDアサーション・プロバイダを構成します。詳細は、SAML 1.1宛先サービスの構成を参照してください。

  2. SAMLパートナを作成します。

    サーバーがSAMLソース・サイトとして機能する場合は、SAMLリライイング・パーティを作成します。SAMLリライイング・パーティは、認証要求の送信元でありSAMLアサーションの生成が必要なフェデレーション・パートナです。詳細は、SAML 1.1リライイング・パーティの作成を参照してください。

    サーバーがSAML宛先サイトとして機能する場合は、SAMLアサーティング・パーティを作成します。SAMLアサーティング・パーティは、ローカル・サブジェクトとして認証される必要のあるIDを格納するSAMLアサーションを生成するフェデレーション・パートナです。詳細は、SAML 1.1アサーティング・パーティの作成を参照してください。

  3. SAMLパートナを構成します。

    SAMLリライイング・パーティの構成方法については、SAML 1.1リライイング・パーティの構成を参照してください。

    SAMLアサーティング・パーティの構成方法については、SAML 1.1アサーティング・パーティの構成を参照してください。

SAML 2.0を構成している場合:

SAML 2.0フェデレーション・パートナとして機能するようにWebLogic Serverを構成するプロセスの概要を次に示します。

  1. 適切なSAMLセキュリティ・プロバイダを構成します。

    WebLogic ServerインスタンスがSAMLアサーションのプロデューサ(IDプロバイダ)として機能する場合は、SAML 2.0資格証明マッピング・プロバイダを構成します。詳細は、資格証明マッピング・プロバイダの構成を参照してください。

    サーバー・インスタンスがSAMLアサーションのコンシューマ(サービス・プロバイダ)として機能する場合は、SAML 2.0 IDアサーション・プロバイダを構成します。詳細は、認証およびアイデンティティ・アサーション・プロバイダの構成を参照してください。

  2. SAML 2.0の全般的なプロパティを構成します。

    SAMLオーソリティとして機能するこのWebLogic Serverインスタンスに関する詳細を入力し、その情報をパートナ・メタデータ・ファイルで公開します。次にこのファイルをフェデレーション・パートナと共有します。詳細は、SAML 2.0の全般的なサービスの構成を参照してください。

  3. このWebLogic Serverインスタンスの特定のロールに対してSAML 2.0プロパティを構成します。

    IDプロバイダとして機能するサーバー・インスタンスの構成方法については、SAML 2.0 IDプロバイダ・サービスの構成を参照してください。

    サービス・プロバイダとして機能するサーバー・インスタンスの構成方法については、SAML 2.0サービス・プロバイダ・サービスの構成を参照してください。

  4. 次のトピックの説明に従ってフェデレーション・パートナを作成し、構成します。

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