始める前に
WebLogic Server実行時MBeanサーバーにカスタムMBeanを登録すると、WebLogic Serverは、自身がカスタムMBean用に管理している実行時管理情報ベース(MIB)モジュールにそのエントリを追加します。各カスタムMBeanタイプについて、WebLogic ServerではMIBモジュールに表が追加されます。カスタムMBeanの各インスタンスごとに、表の行が追加されます。WebLogic Serverは、このモジュールをファイルなどのデータ構造として永続化することはしませんが、MIBモジュール内のOIDはサーバー・セッションをまたがって同一に保たれます。
WebLogic Server SNMPエージェントでは、しきい値に到達した値があると、カスタムMBeanの値を定期的にポーリングして通知を生成することができません。かわりに、SNMPマネージャがWebLogic Server SNMPエージェントへのリクエストを送信する必要があります。
SNMPAgentRuntimeMBean
のoutputCustomMBeansMIBModule
操作を呼び出します。
たとえば、WebLogic Scripting Tool (WLST)を使用してmyserverというサーバーに接続する場合は、次のWLSTコマンドでoutputCustomMBeansMIBModule
操作を呼び出します。
serverRuntime() cd('SNMPAgentRuntime/myserver') MODULE=cmo.outputCustomMBeansMIBModule() FILE = open("myfile.txt","w") FILE.writelines(MODULE) FILE.close()
WebLogic Scripting Toolの詳細は、WebLogic Scripting Toolの理解を参照してください。outputCustomMBeansMIBModule
操作の詳細は、SNMPAgentRuntimeMBeanを参照してください。
outputCustomMBeansMIBModule
操作は、生成されたMIBエントリを標準出力に出力します。