認証

WebLogic Serverは、HTTPSを介したREST APIへのアクセスをサポートしています。HTTPS (SSL/TLS)を介してOracle WebLogic ServerのREST APIにアクセスするには、ドメイン全体の管理ポートを有効にする必要があります。管理ポートが受け入れるのは、サーバー管理者による認証が必要なポートを経由したセキュアなSSLトラフィックおよびすべての接続のみです。ドメイン全体の管理ポートを有効にする方法の詳細は、Oracle WebLogic Server Administration Consoleオンライン・ヘルプドメイン全体の管理ポートの構成に関する項を参照してください。

Oracle WebLogic Server管理者は、クライアントがHTTPSを介して安全に接続できるように、WebLogic Serverで構成された認証局(CA)を完全に制御できます。WebLogic Serverは、商用認証局の使用をサポートしています。HTTPSを介してWebLogic ServerのRESTリソースにアクセスするには、認証のために次の情報を指定する必要があります:
  • 商用のCA証明書に対して信頼できることを証明するSSL認証局(CA)の証明書ファイルまたはバンドル。

  • WebLogic Server管理者アカウントのユーザー名とパスワード。

たとえば、次のcURLを使用して認証するとします。

  • cURL環境変数CURL_CA_BUNDLEを、ローカルCA証明書バンドルの場所に設定します。cURLを使用したCA証明書の検証の詳細は、http://curl.haxx.se/docs/sslcerts.htmlを参照してください。

  • --user cURLオプションを使用して、WebLogic Server管理者アカウントのユーザー名とパスワードを渡します。

  • -H cURLオプションを使用して、<request-header>カスタム・リクエスト・ヘッダーを渡します。

次に示すのは、cURLコマンドの例です。
curl -i -X GET --user <username>:<password> -H <request-header>:<value> https://<subdomain>.<domain>.com:<port>/<resource-path>