動的マッピングを使用したユーザーの優先通貨オプションの定義

マッピングを使用して、通貨の選択時にユーザーに表示されるオプションの動的リストを定義できます。

このリストは、指定する論理SQL文に基づいて動的に変更されます。これは、たとえば、ユーザーごとに通貨オプションを動的に変更する場合に便利です。

  1. テキスト・エディタを使用して、次のディレクトリにあるuserpref_currencies.xmlファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. 次のようにUserCurrencyPreferences要素を追加します。
    <UserCurrencyPreferences currencyTagMappingType="dynamic">
    
    </UserCurrencyPreferences>
    
  3. 次のフォーマットを使用して、<UserCurrencyPreferences>タグの間にUserPrefCurrencyLogicalSQL要素を追加します。
    <UserPrefCurrencyLogicalSQL>
    SELECT column1, column2, column3 FROM userCurrencyPreference
    </UserPrefCurrencyLogicalSQL>
    

    この形式の意味は次のとおりです。

    • column1には、セッション変数PREFERRED_CURRENCYを設定するために使用する値を含めます。この列の各値は、一意に通貨を識別する文字列です(gc1など)。

    • column2には、たとえばint:euro-1など、「通貨」ボックスおよび通貨プロンプトに移入するdisplayMessage値を含む、currencies.xmlファイルの通貨タグを含めます(currencies.xmlファイルは、ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/displayにあり、通貨フォーマットを提供します)。

    • (オプション)column3には、プレゼンテーション変数currency.userPreferenceを設定するために使用する値を含めます。この列の各値は、Global Currency 2など、通貨を識別する文字列です。

      ノート:

      column3を省略した場合、currencies.xmlファイルの対応する通貨タグのdisplayMessage属性の値が使用されます。

      currency.userPreference変数の詳細は、Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化を参照してください

  4. userpref_currencies.xmlファイルを保存して閉じます。
  5. Oracle Analytics Server再起動します。