ログ・ビューアを使用した問題の診断

Fusion Middleware Controlのログ・ビューアを使用して、システムの問題の解決に役立つ可能性があるメッセージを探すことができます。

  1. Fusion Middleware Controlが表示されます。

  2. ナビゲータで、「WebLogicドメイン」を選択して「bi」を右クリックし、「ログ」「ログ・メッセージの表示」の順に選択します。

    「ログ・メッセージ」ページが表示されます。ログ・ビューアがすべてのログ・ファイルから行を収集し、このページに表示します。行をフィルタして、関心のあるものを表示できます。

  3. リストのフィルタを開始するには、検索基準を入力して関心のあるメッセージを探します。

    • 特定の日付の前後にエラーが発生したことがわかっている場合は、「日付範囲」「時間間隔」に設定します。フィルタの開始および終了の日付を選択します。

    • エラーが繰り返し発生している場合は、「日付範囲」「最新」に設定します。「日」を選択して、1や3などの数字を指定します。

    • 「メッセージ・タイプ」には、次の「インシデント・エラー」、「エラー」、「警告」および「通知」を選択します。返されるメッセージの数が多すぎる場合は、「通知」の選択を解除して、エラーと警告のみを表示します。

      「通知」を選択する利点は、Oracle Analytics Serverシステムの動作内容がわかることで、異常が発生した場所を特定するのに役立てることができます。

  4. メッセージをフィルタするには:

    1. 「フィールドの追加」をクリックし、「モジュール」を選択して、「追加」をクリックします。

    2. 「モジュール」「次を含む」に設定されていることを確認して、次の値を入力します。

      oracle.bi.management

      この値は、システム管理のためのすべてのログ・エントリが由来するJavaパッケージの名前を指定します。

  5. 「検索」をクリックします。

    このページには、診断中の問題に関係するエラーおよび警告を含め、条件に合うすべてのログ・メッセージが表示されます。

  6. ログ・メッセージのコピーを保存するには、「メッセージをファイルにエクスポート」をクリックし、「Oracle診断ログ・テキスト(.txt)として」または必要に応じてその他の形式を選択します。

ログ・メッセージを表示すると、「メッセージ」列に、何の操作がいつ行われたかが表示されます。いつサーバーが再起動されたか、構成の変更が行われたかなど、重要な情報を知ることができます。「ログ・ファイル」列の値を使用すると、書込み先のファイルがわかり、システムの動作の手がかりとなります。たとえば、obis1-diagnostic.logの値はOracle BIサーバーとの相互作用を示し、sawlog5.logの値はプレゼンテーション・サービスとの相互作用を示します。

ログ・メッセージを表示して、何が特定の状況の原因となったかを確認できます。たとえば、Fusion Middleware Controlで別のリポジトリを指定するという変更を行ったのに、プレゼンテーション・サービスではそのリポジトリを表示できないとします。ログ・メッセージを表示すると、管理対象サーバーをホストし、新規リポジトリのコピー先となるコンピュータのメモリーが不足していることを示すエラー・メッセージが見つかります。先のエラー・メッセージは、管理サーバーがリポジトリの変更をレポートし、その変更を管理対象サーバーに同期しようとしたことを示します。