ダッシュボード・ページへのリンクの作成機能の有効化

ユーザーは、ダッシュボード・ページへのリンク(ブックマーク・リンクとプロンプト・リンクの両方)を作成できます。

それによって、たとえば、リンクをブックマークとして保存したり、リンクをコピーして電子メールで他のユーザーに送信したりできます。ブックマークは、ダッシュボード・ページの状態を取得する非表示オブジェクトであり、プレゼンテーション・カタログの/system/bookmarksフォルダに格納されます。ユーザーがページのブックマーク・リンクを作成すると、ブックマークが作成されます。システム管理者は、ダッシュボード・ページへのこれらのリンクの作成機能を有効または無効にできます。また、ユーザーがこれらのリンクを作成できるようにするには、この機能に関連付けられた「ブックマーク・リンクの作成」権限と「プロンプト・リンクの作成」権限を付与する必要があります。

これらのリンクの詳細は、Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化ダッシュボード・ページへのリンクの作成についてを参照してください。権限の詳細は、Oracle Analytics Serverセキュリティの管理プレゼンテーション・サービス権限の管理を参照してください。

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. Server Instanceセクションを見つけます。
  3. 必要に応じて、次の要素とその祖先要素を含めます。
    • EnableBookmarkURL: ダッシュボード・ページへのブックマーク・リンクの作成機能を有効にするには、この要素を使用します。

      • true: ブックマーク・リンク作成機能を有効にします(デフォルト)

      • false: ブックマーク・リンク作成機能を無効にします。

    • EnablePromptedURL: ダッシュボード・ページへのプロンプト・リンクの作成機能を有効にするには、この要素を使用します。

      • true: プロンプト・リンク作成機能を有効にします(デフォルト)

      • false: プロンプト・リンク作成機能を無効にします。

    • MaxAgeMinutes: Bookmarks要素内でこの要素を使用することによって、指定した分数より前のブックマークを削除することを指定できます。デフォルトは43200分(=30日)です。

      ブックマークにアクセスするたびに、そのブックマークの有効期限のタイマがリセットされる点に注意してください。つまり、ブックマークへのアクセスが頻繁に行われる場合、そのブックマークはいつになっても削除されない可能性があります。この値を0に設定した場合、ブックマークの保存期間が0分であることを意味します(期限切れのままです)。ブックマークを有効期限なしとして設定できません。ブックマークが長期間維持されるようにするには、この分数の値を大きくするとともに、割り当てた分数が経過する前にブックマークにアクセスします。

    この設定の入力例を次に示します。

    <ServerInstance>
      <Dashboard>
        <EnableBookmarkURL>true</EnableBookmarkURL>
        <EnablePromptedURL>true</EnablePromptedURL>
      </Dashboard>
      <Cache>
          <Bookmarks>
              <MaxAgeMinutes>43200</MaxAgeMinutes>
          </Bookmarks>
      </Cache>
    </ServerInstance>
    
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Analytics Server再起動します。