ピボット表とグラフのキューブ設定の手動による構成

Cube要素内の設定を使用して、ピボット表およびグラフのデータの表示と処理に作用することができます。この設定はXMLAのエクスポートにも有効です。

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. Cubeセクションを見つけて、このセクションに次の要素を追加する必要があります。
    • CubeMaxRecords — ビューでの処理用に分析が返す最大レコード数を指定します。この値によって、ビューに移入される最大セル数がだいたい決まります。スパース・ビューの未移入セルはカウントされません。デフォルトは40000です。

    • CubeMaxPopulatedCells — ビューでの処理用に分析が返す最大セル数を指定します。これは、CubeMaxRecordsに関連した適切な値にする必要があります。

  3. 必要な要素とその祖先要素を追加します。

    たとえば、表に10列と1,000,000行がある場合、セル数は10,000,000です。

    <ServerInstance>
      <Views>
        <Cube>
          <CubeMaxRecords>1000000</CubeMaxRecords>
          <CubeMaxPopulatedCells>10000000</CubeMaxPopulatedCells>
        </Cube>
      </Views>
    
      <Views>
       <Table>
        <MaxCells>10000000</MaxCells> ===> for table
       </Table>
      </Views>
    
      <Views>
       <Pivot>
        <MaxCells>10000000</MaxCells> ===> for pivot
       </Pivot>
      </Views>
    
      <ODBC>
       <ResultRowLimit>1000000</ResultRowLimit> ==> no of rows
      </ODBC>
    
    </ServerInstance>
    

    ノート:

    CubeMaxRecordsとResultRowLimitは両方とも返される行数を制限します。この制限は、より大きい値を含む設定で決定されます(表ビューをレンダリングするために処理する最大行数を設定するためのFusion Middleware Controlの使用を参照)。
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Analytics Server再起動します。