可用性に関する推奨事項

本番システムでは、各コンポーネントの複数のインスタンスを複数のコンピュータにデプロイすることをお薦めします。これにより、フォルト・トレランスを目的として、各コンポーネント・タイプのインスタンスが複数のコンピュータで実行されるようになります。

この構成では、管理対象サーバーとシステム・コンポーネントに対して、高可用性およびフェイルオーバーの必須要件である冗長性が提供されます。システムの単一点障害の発生については、Fusion Middleware Controlの「可用性」ページの「フェイルオーバー」タブで確認できます。単一点障害を特定するためのFusion Middleware Controlの使用を参照してください。

高可用性は、データベース層(Oracle RAC推奨)やWeb層で、および管理サーバーに対して冗長性を構成することによっても確保できます。高可用性ガイド高可用性環境の作成を参照してください。

次の要件にも注意してください。

  • クラスタに属しているすべてのOracle BIサーバーは、同一のドメイン内、および同一のLANサブネット上に存在している必要があります。地理的に離れているコンピュータはサポートされません。

  • クラスタに属している各サーバーのクロックで同期を保持する必要があります。同期していないクロックによってレポートの正確性が失われる可能性があります。