ドメインのコンポーネント・プロセスの停止

この項では、ドメイン内の実行中のコンポーネント・プロセスを停止する方法について説明します。

前提

  • stopコマンドにより、コマンドに含まれるクラスタ化されたサーバー上のローカルおよびリモートのノード・マネージャが停止します。

  • 停止コマンドは、プライマリ・ホストからのみ実行されます。

  • すべての指定されたコンポーネント・プロセスが停止するまで、停止コマンドは続行します。

  • 停止コマンドは最初に資格証明を要求してブート・アイデンティティ・ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。

  • 特定のプロセスの停止によってフェイルオーバーが発生する可能性があるため、デプロイメントのスケーリングを理解しておいてください。

ノード・マネージャが動作している必要があります。nodemanager.propertiesファイルにはQuitEnabled=trueを含める必要があります。

ファイル・システム権限を持ち、Oracle WebLogic Serverを起動するシステム管理者アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。

  1. 次の適切なコマンドを入力して、停止スクリプトを実行します。

    DOMAIN_HOME/bitools/bin

    Linux | Windowsの場合:

    ./stop.sh | stop.cmd {-i <list of instances>} {-c}
    For example, ./stop.sh -i obis1,obips1 
    引数 説明

    -h<Domain home>

    (オプション) domainNameディレクトリを含むドメイン・ホームを指定できます。設定した場合、デフォルトはDOMAIN_HOMEです。

    -i <list of instances>

    (オプション)カンマ区切りリストで停止するインスタンスを指定できます。インスタンスには、管理サーバー、管理対象サーバーまたはシステム・コンポーネント・インスタンス名を指定できます。

    -c<Clear cached credentials>

    (オプション)キャッシュされたOracle WebLogic Server管理者資格証明をクリアして再設定します。その際、ユーザー名とパスワードを求めるプロンプトが表示されます。デフォルトのOracle WebLogic Server管理者のパスワードをキャッシュした後は、このパラメータを使用します。ユーザーとの対話なしに、起動/停止時に使用するため、従来どおりパスワードは暗号化されてからキャッシュされます。デフォルトはfalseです。

    ノード・マネージャ資格証明は変更されません。

    インスタンスがコマンドの引数として指定されていない場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよびすべてのシステム・コンポーネントがデフォルトで停止します。

  2. コンポーネントが停止します。