カタログ・オブジェクトの更新

より新しいバージョンのOracle Analytics Serverにアップグレードするかパッチをインストールして、カタログでオブジェクトを使用すると、特定のオブジェクトへのアクセスが以前のリリースのように高速に実行されないことがあります。

この変化は、オブジェクトが正しくアップグレードされていない場合に発生する可能性があります。更新が必要かどうかは、Fusion Middleware Controlでメトリックを表示することによって確認できます。「カタログ」フォルダで、アップグレードが必要であることを示すオブジェクトの数という説明の付いた要アップグレードというメトリックを見つけます。この数が大きい場合は、プレゼンテーション・サービス「管理」ページを使用してカタログ内のオブジェクトを更新することにより、この問題を解決できます。

Oracle Analytics Serverへの移行とアップグレードの手順に従って、Oracle Analytics Serverの新しいバージョンにアップグレードします。プレゼンテーション・サービスが実行されていないときにアップグレードすることをお薦めします。アップグレード・プロセス中にオブジェクトのアップグレードが完全には実行されなかったことが疑われる場合は、「管理」ページを使用して、自分でオブジェクトを更新できます。この方法の利点は、プレゼンテーション・サービスを実行したまま更新を行えることにあります。

オブジェクトの更新を準備する際は、次の点に留意してください。

  • クラスタ内でマシンのローリング・アップグレードを実行している場合は、クラスタ内のすべてのマシンがアップグレードされるまで、このオプションやUpgradeAndExit構成設定は使用しないでください。

  • このオプションは、一度にクラスタ内の1つのノードでのみ使用します。

  1. グローバル・ヘッダーで「管理」をクリックします。
  2. 「更新が必要なカタログ・オブジェクトのスキャンおよび更新」リンクをクリックします。
  3. 「カタログ・オブジェクトの更新」をクリックして更新プロセスを開始します。

    どのオブジェクトが更新され、どのオブジェクトが更新されていないのかを確認するには、このページの他のリンクをクリックします。更新されなかったオブジェクトの詳細に関するログ・ファイルを参照できます。