マルチユーザー開発におけるブランチ化
ブランチ化は、開発のマージ・プロセスをさらに向上させる手段です。
ブランチ化によって、重複するリリースがある大規模な管理チームの効率を高めることができます。ただし、管理オーバーヘッドは増大します。
このセクションには次のトピックが含まれます:
ブランチ化について
ブランチ化では、開発者は、他の開発者からコードを分離するためにプライベート・ブランチで作業し、変更内容をメイン・ブランチにマージして戻します。
開発チームの規模に応じて、様々な戦略を使用できます。
簡易開発モデルでは、すべての開発が1つのメイン・ブランチで行われます。この戦略の特性は次のとおりです。
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緊急の修正のみに対応します。
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チェックアウトが最新のコードでない可能性があります。
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メインライン・ブランチの安定性のリスクが伴います。
この図は、簡易開発モデルを示しています。
小規模チーム開発モデルでは、1つのDevブランチで開発が行われ、リリース専用のMainブランチが別にあります。この戦略の特性は次のとおりです。
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メインラインは正式なリリース・ブランチです。
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独立したブランチで開発が行われます。
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主要マイルストーンで、安定したコードがMainにマージされます。
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ブランチが定期的に同期されます。
この図は、小規模チーム開発モデルを示しています。
マルチチーム、マルチリリース・モデルでは、複数のDevブランチで開発が行われ、この場合もリリース専用のMainブランチが別にあります。この戦略の特性は次のとおりです。
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多様なチームにおける効率化をサポートします。
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独立したブランチで開発が行われます。
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主要マイルストーンで、安定したコードがMainにマージされます。
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ブランチが定期的に同期されます。
この図は、マルチチーム、マルチリリース・モデルを示しています。
マルチチーム、マルチリリース・モデルの使用
複雑なブランチ化戦略を使用するには、リポジトリ・ファイルを慎重に編成するとともに、Oracle BI管理ツールで「マルチユーザー」設定を変更する必要があります。
必要なステップの概要を次に示します。