アップグレード後のタスク

アップグレード・プロセスが完了した後、この章に示されているタスクを実行し、インスタンスを起動してアップグレードを確認します。

内部SSLの有効化

アップグレード・プロセス前にSSLを無効にした場合は、アップグレード・プロセスが完了した後、内部通信リンクに関するSSLを有効にします。

アップグレード前に以前のシステムでSSLを構成しておらず、アップグレードしたシステムでSSLを構成する場合は、Oracle Analytics Serverセキュリティの管理エンドツーエンドSSLの有効化を参照してください。

内部SSLを有効化するには:

  1. 次のコマンドを入力してシステムを停止します。
    • (Linux) EXISTING_DOMAIN_HOME/bitools/bin/stop.sh
    • (Windows) EXISTING_DOMAIN_HOME\bitools\bin\stop.cmd
  2. 次のコマンドを入力して、WebLogicの内部チャネルおよび内部コンポーネントでのSSLを有効化します。
    • (Linux) EXISTING_DOMAIN_HOME/bitools/bin/ssl.sh internalssl true
    • (Windows) EXISTING_DOMAIN_HOME\bitools\bin\ssl.cmd internalssl true
  3. 次のコマンドを入力してシステムを再起動します。
    • (Linux) EXISTING_DOMAIN_HOME/bitools/bin/start.sh
    • (Windows) EXISTING_DOMAIN_HOME\bitools\bin\start.cmd

カタログ・グループの移行

カタログ・グループは、管理者がセキュリティ管理目的でユーザー・ロールとアプリケーション・ロールを編成できるようにするOracle BI EEの機能でした。

Oracle Analytics Serverでは、カタログ・グループは廃止されました。カタログ・グループは、アプリケーション・ロールへのアップグレード・プロセスによって移行されます。

コンテンツ開発者に対するHTMLマークアップの組込みの許可

Oracle BI EEには、様々なカタログ・オブジェクトにコンテンツ開発者がJavascriptなどのHTMLマークアップを組み込むことを許可するオプションが備わっています。BI EEの各種のプロパティ・ダイアログには「HTMLマークアップを含みます」オプションが含まれています。デフォルトで、Oracle Analytics Serverをインストールまたはそれにアップグレードした場合、セキュリティ上の理由からこのオプションはオフに設定されます。

コンテンツ開発者がHTMLマークアップを組み込むことができるようにするには、Oracle Analytics Serverコンソールを使用して「HTMLマークアップを含みます」オプションを有効にし、コンテンツ開発者に適切な権限を指定します。Oracle Analytics Serverの管理セキュリティ・オプションを参照してください。