高度な手法: 別の分析からの書式設定のインポート

保存済分析とそのビューの書式をインポートすることによって、新規または既存の分析をすばやく書式設定できます。ほとんどのユーザーは、このタスクを実行する必要はありません。

たとえば、前年度ブランド売上分析の「Store」、「City」および「Product」の列に異なる色を適用したとします。列の色書式をインポートすることによって、本年度ブランド売上分析に同じ色を適用できます。

列に適用された書式をインポートするか、ビューに適用された書式をインポートするか、複合レイアウトのビューのコンテナに適用された書式をインポートするかによって、書式の適用方法は少し異なります。この表は、サポートされるビュー・タイプおよび書式を示しています。

ビュー・タイプ	書式
ナレーティブ	テキストのフォント色のみ
ピボット表、表およびトレリス	列、隔行の色を緑にする指定、小計と総計、およびセクションのプロパティ
静的テキスト	テキストのフォント色のみ
タイトル	タイトル、ロゴ、サブタイトルおよび開始時間
ビュー・セレクタ	キャプションのみ

列からの書式設定の適用は、保存済分析にターゲット分析と同じ数の列がある場合に最も適切に機能します。

単一列の場合、書式設定は、ターゲット分析の表、ピボット表およびトレリスのすべての列に適用されます。

複数列の場合、書式設定は、列見出しおよび値に対して左から右に適用されます。保存済分析の列がターゲット分析よりも少ない場合、保存済分析の最後の列の書式がターゲットの後続の列で繰り返されます。

たとえば、保存済分析に、赤、緑、青、黄という色の順で4個の列が含まれているとします。ターゲット分析の6個の列に適用された場合、色の順は赤、緑、青、黄、黄、黄になります。

ビューの1つのタイプの書式をインポートすると、その書式はターゲット分析内の同じタイプのすべてのビューに適用されます。

たとえば、ある表のカスタム書式設定を、3つの表を含むターゲット分析にインポートするとします。カスタム書式は3つすべてに適用されます。

複合レイアウトで、背景色、枠、パディングなどの書式設定プロパティをビューのコンテナに指定できます。

コンテナの書式設定をインポートすると、ターゲットの分析のビューは、保存済分析のビューのコンテナの書式設定プロパティをそのまま継承します。

ただし、2つの分析のビューのレイアウトはまったく同じである必要はありません。ターゲットの分析にソースの分析より多くのビューが含まれている場合、余剰分のビューもインポートされた書式設定を継承します。

たとえば、1つのレイアウト列内に重なり合った2つの表が保存済分析に含まれており、2つのレイアウト列間で分割された4つの表がターゲットの分析に含まれているとします。書式設定をインポートすると、ターゲットの分析の1つ目と2つ目の各レイアウト列の2つの表は書式を継承します。

ある分析から別の分析に書式設定をインポートできます。

たとえば、分析に含まれる1つの列に、フォント・ファミリ、水平方向の位置合せ、背景色などの書式設定を適用したとします。分析を保存し、別の分析内にあるすべての列に同じ書式設定を適用できます。